ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

武士ヶ峰 (5月20日)

2007-05-21 08:35:31 | 山日記
武士ヶ峰は、高城山と同じ支稜上の約2キロ西にあります。
西之谷林道が稜線の鞍部を越えるようになったのは、ごく最近
のようで、両側が切り通し状に開かれた状態になっています。
稜線の登山路が林道で完全に分断されているので、鞍部に降り
たって休む間もなく登り口を探し回りました。(11:08~11:20)


稜線の右側から北西の矢筈峠の方に向けてブルーのネットが
張り巡らしたあるので、いったんネットに沿って西側に回りこんだ
あと、頭上に見える稜線に向かって直登しました。
稜線の登山道に出ると、ひと登りで武士ヶ峰(北峰1014m)頂上
です。ここまで予定の倍以上の時間がかかりました。(11:50)
樹木に囲まれていますが北側が切り開かれていて、矢筈峠に向かう
林道が見え、左に1007.5m峰から乗鞍岳へと稜線が続いています。


振り返ると高城山が見えます。昼食前に南峰にも登っておくことに
して新緑の美しいミズナラやブナの道を南へ。(11:55)


この山頂は全くの無展望なので、写真だけをとって北峰に帰りました。
(12:10~12:13)
正午を過ぎても気温は上がらず(時計の寒暖計などで推定7~8℃)、
震えながらそそくさと昼食をすませ、頂上付近一帯にまだ顔を出して
いるワラビ狩りに興じました。(12:23~13:10)


少しの間にこれだけの収穫がありました。帰り道はしっかりした道
だけに早く、最後は林道鞍部の高い土止めの上に出ました。
下からは見えなかった小さなプラスチック板に、「すぐ上、武士ヶ峰
登山口」とマジックで書かれていました。(13:20)

これで本日の山歩きは終了。またフェアレディさんの車に沢原の駐車
場所まで乗せて貰って、そこで法香さん、フェアさんとお別れしました。
予報と違って黒い雲に覆われて気温が低い天候でしたが、汗かきの
二人にはかえって快適に過ごせました。ご一緒して頂いたお二人に
心から感謝します。

「奈良百遊山」の中には、選定にちょっと首を傾げたくなる山もあり
ますが、お陰でこれまで知らなかったマイナーな山にも、いくつか登る
ことができました。奈良には、まだまだ素晴らしい山があるので、これ
からも体力にあわせて、新しい体験を重ねて行きたいと思っています。

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