ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

2012ネパールの旅 8 (ポカラ 1)

2012-12-14 08:37:07 | 旅日記

ポカラはトレッキングの基地、日本アルプスでいえば松本のような町です。かってはインドとチベットを結ぶ交易路の要地でした。800mほどの標高なのでカトマンドゥに比べると温暖な感じです。

まずパタレ・チャンゴに行きました。ネパール語で「地獄の滝」の意味です。入口に「DEVI'S FALL」とあるのは、デヴィッドというスイス人がトレッキング中に溺れたことから付けられた名前です。

ペワ湖から流れ出したバーディ川が滝になって水飛沫を上げています。

この辺り深いゴルジュ状になっています。

「幸せの泉」。コインを投げて、うまく中央の丸い部分に乗ると幸せが来るとか。

バス停の近くを悠々と歩く野良牛。ネパールでは牛は神聖な動物ですから、むやみに追い払ったりはしません。

樹林に包まれた丘の上にあるヒンドゥー・バシニ寺院です。境内中央にあるドゥルガー(殺戮の神)祠堂に入る長い行列ができています。
犠牲(いけにえ)に捧げるニワトリをぶら下げた人もいました。中に入ると首を落とされ、流れる血が聖なる皿に注がれます。ヤギを抱えてくる人もいますが、最近は残酷な風習ということで下で売っている供物に変わりつつあるということです。

クリシュナ神を祀る本殿。クリシュナを祀る神殿の前には必ず乗り物のウシが待っています。

繁栄の神・ヴィシュヌを祀る神殿。ヒンドゥー・バシニ寺院はこのように三つの神を祀る複合寺院です。

境内を出て、次はオールドバザールへ。



2 コメント

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信仰心あつい人々 (ciao66)
2012-12-14 20:40:23
お供えを持って行列したりして
信仰心あつい人々なんですね。
世界的に脱宗教が進んでいる中
やはり貴重な国なんだと思いました。
色んな動物が要るお寺はやはり面白いですね。
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ciao66さんへ (変愚院)
2012-12-15 09:18:32
ネパールの人々の篤い信仰心には感心します。
どんな小さい祠にでも花が飾られ、膝まづいて祈る人の姿が見られます。
共産党が力を持つようになって脱宗教を計っているようですが、長年の習慣は一朝一夕で変わらないでしょう。
ただ、チベット同様、中国がまず経済協力の形で直通道路を作り、鉄道の計画もあるようなので今後が心配です。
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