ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

奥信濃/秘境の旅 (2015.10.29~30)

2015-11-02 17:10:23 | 旅日記

 CT社のバスツアー「奥信州絶景・秘境の紅葉巡り 秋山郷、松川渓谷2日間」に参加しました。
10月29日9時、郡山を出たバスは途中、予期せぬ渋滞などもあって、目的地の松川渓谷へ着いたのはすでに16時半!



渓谷入口の真っ赤な高井橋と紅葉の写真を車窓から撮って、
雷滝へ急ぎました。



落差30mの滝は
階段を下りると、滝の裏を潜って展望台へ通じる道があります。耳を弄するような轟音から「雷滝」の名があり、



すぐ裏側から滝の流れを見る事ができるので「裏見の滝」ともいいます。



少し後戻りの格好で
八滝に来て、展望台から対岸にかかる八段・180mの滝を見ているとと薄暗くなってきました。松代のホテルに入ったのは19時前になりました。



30日、ホテルの窓から見る夜明けの1000m級の山々です。
マイクロバス二台に分乗して、若き日が懐かしい志賀高原の丸池、発哺スキー場横を通り、曲がりくねった細い道を秋山郷へ。



平家の落人伝説が残る、確かに個人では行きにくい秘境です。



まずは切明で下車、
河原の温泉を見に行きました。



次は
高さ30メートル、幅4メートルの「蛇淵の滝」。
説明板によると『
その昔、秋山郷の熊取名人・善吉さんが熊を追ってきて、川に掛けられた丸太をわたり終え、ふりむいたところ、それは丸太ではなく大蛇だった。恐ろしさのあまり一目散に山道を逃げ帰ったということで、以来この滝を「蛇淵の滝」と呼ぶようになったといわれています。』
長い階段を降りて紅葉・黄葉の中を落ちる滝を展望台から眺めました。



帰り道にみた蛇淵大権現碑。明治の頃に川を汚したので水神に詫びると大蛇が昇天したとか、昭和になっても巨大な蛇の白骨が見つかったとか、先ほどの展望台まで生臭い匂いが漂っていたとか、素朴な水神信仰が微笑ましい説明が横にありました。



柱状節理の岸壁と中津川渓谷にかかる赤いアーチの前倉橋を見ながら昼食をすませ、松代で奈良からのバスに乗り替えて帰路に着きました。



鳥甲山を見られなかったのが残念でしたが、バスの旅では時間的に致し方ありません。機会があれば、新潟県側からもアプローチしてみたい処です。