ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

台湾周遊の旅(7)

2013-03-16 08:09:07 | 旅日記

3月6日、花蓮(ホアリェン)のホテルで朝を迎えました。部屋のベランダから見る風景もいかにも南国らしい眺めです。
台湾周遊の旅も4日目。昨日ののんびりムードから一転、盛り沢山なスケジュールの一日の始まりです。7時10分にホテルを出発しました。30分ほど走ると太魯閣渓谷の入口に着きます。


太魯閣(たろこ)渓谷
花蓮県を流れる立霧渓が大理石などの硬質の岩盤を侵食して作り上げた美しい渓谷です。「東西横貫公路」とは標高3000m級の中央山脈を通り、花蓮と台中を結ぶ道路の名前です。


この美しい門にも「東西横貫公路」の文字が見えます。


このトンネルを抜けると白い橋が見えてきます。


「シャカーダン」歩道と読みます。ここから素晴らしい4.5kmの歩道が続いていますが、往復するには3~4時間かかります。


橋の欄干には100匹の獅子が並んでいますが、一匹一匹その表情が変わっています。


橋を渡り終えて再びバスに乗り、美しい渓谷を見下ろし、切り立った断崖を見上げながら上流に向かいます。




ここで橋を渡って引き返します。


河原や土砂崩れの後に見える白い石は全て大理石です。


今のように楽に太魯閣渓谷を観光できるのも東西横貫道路のお蔭ですが、その工事中に212人の尊い犠牲があったことを忘れてはなりません。長春祠はその霊を慰めるために建てられました。しかし、ご覧のような地形のために1958年に最初に建てられた場所(今の祠から水平に右に見える)から二度移築されています。


かなり遠く見えますが、急げば15分で往復できると聞いて急いで歩きました。


長春橋を渡り階段を降りると左手の岩窟に釈迦三尊が祀られています。




ここからトンネルに入ってみます。


このトンネルも人力で彫られたものです。



長春祠にお参りして、急いで元の道を引き返しました。