ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

バスツァーで信州へ(2012.08.24)

2012-08-26 17:00:18 | 旅日記

JTBの奈良発バスツァーに参加しました。これまで何度も行った場所ばかりですが、「一泊二食付1万円」でどんな旅ができるのか興味津々で出かけました。
7時40分、奈良西大寺駅前発のバスは満席の46名。京奈和道、京滋バイパス、名神と走り多賀SAでトイレ休憩。一宮から中央道で信州へ。駒ヶ根ICでいったん降りて駒ヶ根の「野沢菜センター」で昼食。自由食で蕎麦をすすりました。前に何度か通った駒ヶ岳ロープウィイへの登り口ですが、今日は雲が厚く中央アルプスは姿を隠していました。白樺湖を過ぎた諏訪ICで高速道路を降りて、大門街道(152号線)を北上。白樺湖を通り車山駐車場に着いたときは既に14時20分になっていました。

ここから4人乗りのスカイライナー(リフト)<Option割引で700円>に乗って中腹駅まで登りました。700mの距離を約6分で到着します。
ここから標高1,925mの車山山頂へはパノラマライナーに乗り継ぐのですが、残念ながら30分の自由時間ではとても無理な話です。

上空は黒い雲に覆われていますが、蓼科山がくっきりとスカイラインを見せています。

前に孫たちと遊びに来ているので、あきらめて周辺の花を見ながらしばらく歩き回りました。

名残のマツムシソウ。他にも咲き残った夏の花がありましたが

主役はこのノコンギク、アキノキリンソウ、ヒヨドリバナ、ワレモコウなど秋の花に移っています。爽やかな高原の風にススキの穂が波打っていました。
白樺湖を見下ろしながら下る途中でしばらくリフトが止まり、あわや遅刻寸前でバスに帰りました。次の霧ヶ峰の中心、強清水へはビーナスラインを約10分ほど。

レストハウスで「カリンジュース」などの試飲販売がありましたが、そこそこに外へでてからビーナスラインを渡ります。
乗馬体験のコース横から約500m、15分ほどで「忘れ路(じ)の丘」頂上です。ここへ登る間にもソバナやマツムシソウを始め、いろいろな花が咲いていました。

ススキの靡く草原の向こうに長く裾野をひく八ヶ岳(編笠山)、その右手に雲の上から富士が頭を出しています。

存分に展望を楽しんで丘を後にしました。後ろに見えるのは「霧鐘塔」といいます。

懐かしい八島湿原などを車窓に眺めながら和田峠から下り、岡谷ICから長野道で豊科へ。松本を通る時、市街地の中に松本城の黒い姿がちらりと見えました。孫が幼い頃、乳母車に乗せてサクラ咲くお堀端を子守したことを思い出します。豊科からは懐かしい常念山脈や有明山、仁科三湖と北上して、これまた懐かしい後立山の山々を眺めながら白馬八方スキー場へ。

3軒の宿に分かれましたが、私たちの宿は白馬村北城のセントラルイン白馬。設備もよく、何より部屋の窓から目の前に白馬ジャンプ競技場や八方尾根、遠見尾根、後立山の峰々を見晴らす格好のロケーションにあります。

長野五輪の時のジャンプ競技場だったこのジャンプ台はノーマルヒル、ラージヒルが並んでいます。見えているのはラージヒル。長さ385m、標高差138m、最大斜度37.5度あります。夜は美しくライトアップされて、ジャンプをする人の姿も見えました。(「ノルディックGPジャンプ白馬大会」の開催中だったので練習中の選手だったかも知れません)
遠雷が聞こえ、TVは長野地方全域の山沿いでの雨を伝えています。明日の晴天を祈りながら、早めに床に就きました。