ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

富士とサクラを見る旅(2012. 4. 4)

2012-04-07 09:00:43 | 旅日記
里帰り中の娘、孫と4人でCT社のバスツァーで駿河路へ向かいました。
前日(3日)は春の嵐が日本列島を走り抜けて各地に被害をもたらし、この日も曇り空の空模様。蒲郡で休憩した時は雨でした。
しかし、バスが静岡に近づく頃には車窓前方に雪を被った富士が青空をバックに姿を見せ、清水ICを出る頃には快晴になりました。



清水港桟橋からの富士です。



ここから貸切の小型遊覧船で駿河湾クルーズ。



40分ほどの短い時間でしたが、海上から富士の姿を存分に眺めました。



操縦士さんによると、昨日の雨は富士山では雪。「ちょっと厚化粧ですが、この時期には珍しくくっきり姿を見せています」という話でした。大展望に満足して再びバスの車窓から…




美しい富士を眺めながら御殿場ICへ。



箱根に登り、早雲山駅からロープウェイで大涌谷へ。



足元に噴き上がる湯元の煙を見下ろしながら…



標高1044mの大涌谷駅に着きました。冠ヶ岳(標高1409m)を背景に、あちこちから噴煙が上がっています。



自然研究路という名の、階段となだらかな坂道の混じった遊歩道を10分あまり登ります。



途中に富士山のビューポイントがありました。



ここが最高所。約3000年前に神山が爆裂した火口跡で、風向きで白煙が押し流されてくると硫化水素の匂いでむせ返るようです。今も火山活動が続いていることを、まざまざと知らされます。



あまり時間もなく、そうそうにバスに帰りました。



お土産の名物「黒玉子」。一個食べると七年寿命が伸びるとか…。
温泉池で茹でると卵の殻の気孔に温泉成分の鉄分が付き、それが硫化水素で黒色の硫化鉄に変化します。
もちろん中は普通のゆで卵で、味も変わりませんでした。

この夜は芦ノ湖畔のホテル、ザ・プリンス・箱根に泊まりました。夕食はフランス料理のコースでした。