ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

春の気配・矢田丘陵(2012.02.12)

2012-02-12 16:33:47 | 矢田だより
二人で葛城山にでも行くつもりが、朝なかなか布団から出られず、結局はいつもの裏山歩きに…。今日は少し長めに歩こうと、10時20分、大和民俗公園の駐車場に車を置いて「こどもの森」へ向かう。市民マラソン大会のランナーが北村からの道を続々と駆け下りてくるので、敬遠して東村の中を通り、神社横から三の矢塚を見て北村へ回る。ここの集落を抜ける道はかなり急で、次第に汗ばんでくる。



ようやく勾配が緩むところの分岐で、♀ペンが「滝寺へ行ってみようか」というので右の小さい沢に下る。数分下ると「瀧寺磨崖仏」の前に出る。この磨崖仏は県指定文化財に指定されている、我が国でも最も古い磨崖仏の一つである。



薄暗いお堂の中も今日は光線の当たり具合がよく、浮き彫りにされた仏や菩薩などをゆっくり拝むことができた。こんな山深いところなのに周辺はきれいに掃除され、石仏の前の供花も新しくて近辺の人の信仰が厚いことが偲ばれる(10時55分~11時)。もとの道に帰って殆ど傾斜のない広くなった舗装路を歩く。



峠池(下池)の堤下で車道を離れ、矢田山への山道に入る。サクラの広場を抜けて二つの池の間の堤に来る。上池に矢田山が影を落とし、二羽のアヒルが堤に上がって中年の夫婦からパンを貰っていた。下池では今日もたくさんの水鳥が泳いでいる(11時18分)。のどかな光景に心を和ませて東明寺分岐を過ぎ、一昨日下ってきた道を登る。



三角点分岐を過ぎてから、♀ペンのご希望で左手の尾根を最高所に向けて直登する。伐採で以前の踏跡は消えていたがブッシュは思ったほどではなく、見当をつけて登るとあやまたず最高所の標点にでた(11時55分)。まほろば展望所のベンチに腰を下ろして水を飲んでいると、麓から正午のサイレンが聞こえたので出発。



町石道をどんどん下って矢田寺にお参り(12時33分)して参道を下る。味噌舐め地蔵さんの向かい側のアジサイ園でウグイスが遊んでいた。



横山の牧場では、いつもの人懐っこいウシくんが近づいて挨拶してくれた。近くには菜の花が咲いている。今朝は我が家の庭にもメジロが遊びに来たし、先ほどのウグイスといい、いよいよ春が近づいてきた。



矢田座久志玉比古神社へもお参りして、13時10分、大和民俗公園駐車場に帰った。3時間近く、歩数計の数字もあと25歩で17,000になる。今日も良いトレーニングができた。