ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

戒長寺のお葉つきイチョウ

2008-11-16 09:40:31 | 四方山話
イチョウは一属一種で、しかも雌雄異株という珍しい植物です。



この戒長寺の木のように古くなると、気根を垂れさがらせるので「乳銀杏」などと呼ばれます。(葛城山麓の一言主神社では、御神木とされています)

風媒という方法で交配(雄花の花粉を風が雌花に運ぶ)して実をつけます。
実はご存知のギンナンですが、ときおり葉っぱに小さな実をつけたものが「お葉つきイチョウ」と呼ばれます。
勉強不足で詳しいことは知りませんが、シダの葉の裏の胞子のように、植物進化の過程を示す貴重なものとか…
イチョウの葉のうち、ごく一部にしか付かない珍しいもので天然記念物になっていることが多いようです。



これは7年前、♀ペンが戒長寺境内で拾って住職に断った上で持ち帰った当時の写真です。
大黒さん(住職の奥さん)のお話のように、ここ二、三年は滅多に見られなくなり、寺でもアルコール漬けにして本堂前に展示しています。