曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

平家ホタル

2014年06月28日 | 日記

今日の花

紫陽花も色あせてきましたね。代わりに夏の花のトウワタが咲き始めました。

 


 10日ぶりのアップです。しばらくお休みしていました。写真は毎日たまるし、前回のカバマダラは書きかけのまま放ってあるし毎日今夜こそと思いながら潰れていました。夏至の頃は夜明けが早いので夜更かしがかないません。でも今夜はどうしても書かねばならない出来事がありました。大したことではありませんが私にとっては驚きと言えることでした。家の前のみかん畑に平家ホタルがいたのです。この何年かゲンジホタルのことは時期になると必ずブログにアップしていますが平家ホタルのことを紹介できるのは今日が初めてではないでしょうか。私の家の周りでは昔はホタルと言えばほとんど平家ホタルでした。なぜか家の側にある巾20cmくらいの側溝に沢山いてわざわざよその人が見に来るほどでした。子供が小さいころにはそのホタルを20くらい虫かごに入れて寝室につるして楽しんだりしました。ところが20年くらい前に役場が道幅を拡張するためでしょうかそのホタルの棲家の側溝を壊してコンクリートのU字溝を入れて蓋をして暗渠にしてしまいました。それっきり平家ホタルは出なくなりました。今日平家ホタルを家の近くで見つけて懐かしかったので連れて帰って写真に撮りました。撮影の準備が整ったところへ携帯が鳴り写真を撮りながら電話の話もしなければならずいい写真は撮れませんでした。でも20年ぶりの平家ホタルのいい記録にはなると思います。

もう一つ、越冬してきたゴマダラチョウの幼虫がずいぶん前に7齢になりながらいまだに蛹になりません。終齢になってもう一月くらいになります。久しぶりで写真に撮ってみると体の色が少し黒ずんでいます。なんだか嫌な予感がしますが早く蝶になってほしいものです。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

武満徹
「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」 ショーロクラブ

 

武満 徹さんの歌は好きです。「晴カナ」を聴いた後続けていっぱい聴きました。 


20年ぶりの平家ホタル

 

平家ホタルはゲンジホタルに比べると身体が小さくて光の色も少し違います。発生の時期も異なりゲンジが5月の末から6月の初旬なのに平家ホタルは6月の末から7月の初めごろです。20年から30年前にはこの時期にはしょっちゅう夕方から鯛を釣りに出かけていました。麦わら鯛と言って産卵後で美味しくはないのですがよく釣れるのです。夜になって鯛をぶら下げて家に帰ってくると勝手口の周りにはいつもホタルが飛んでいたことをよく覚えています。

 


心配なゴマダラチョウの幼虫