10月10日。桑原良敏教授著「西中国山地」の中の、「この谷(匹見川から広見山へ通じる”ヤマの谷”)には巨木が多く、ブナ-クロモジ群集の樹林で・・・」の一節を読み、”ヤマの谷”を探検してみたくなった。場所は次の地図の赤い十字印から広見山へ遡行する谷である。
”ヤマの谷”入り口の匹見川。水量が少なく、飛び石伝いに対岸のヤマの谷側へ渡れた。
「西中国山地」によるとヤマの谷入り口の左岸に道があると書かれていたが、わからなかったので右岸から登ることにし、敢然と岩場を乗り越え写真右上の斜面を木を摑みながら登って行く。
斜面をどうにか登り越すと、そこには径があり両岸にブナの原生林が続いていた。しかしこの小径も200mほど進むと発電用の取水口の堰堤のところで消え、渓流の中を歩いて進むしかなかった。斜面を登って疲れたので今日のところは退却することにした。
今来た径をどんどん戻って行くと、”ヤマの谷”入り口のスグそばの林の中に降りて来た。結局、「西中国山地」の記述通りだった。
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