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モノは考えよう。

2010-06-27 23:30:16 | Weblog
借金完済のヨロコビにひたる間もなく

5日後に祖母が天国へと旅立った。

朝4時に電話が鳴ったにもかかわらず

仕事の段取りやら何やらで手間取り

祖母のもとへ辿り着けたのは

午後5時を回っていた。

Rolling Stones の全曲シャッフルとともにクルマを飛ばし

キースの「happy」が流れた時に

ふと、「神様、あんまりだ」と思った。

神様はどこまで私を happy にさせないつもりなのか、と。

いや、違うな。

次の瞬間には別の考えが頭をよぎった。

「いや、祖母に見届けさせてくれたのだ」

そう思えば、それに間違いないような気がしてきた。

神様、ありがとう。


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Happy Birthday, BOSS!

2010-06-22 17:38:25 | Weblog
今日はボスの誕生日。

結局、最後の最後の金策まで

多くは語らずに

応援してくれた、情に厚いオットコマエなボス。

Happy Birthday to you♪






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終わった。

2010-06-17 17:02:15 | Weblog
父が遺した借金の返済が終わった。

総額3,300万円。

店じまいをして300万円ほど、
不動産を2つ処分して600万円ほど、
骨董を叩き打って400万円ほど、

工面したのだが

残る2,000万円は

まぎれもなく自分で払ったものだ。

いくら火事場のバカチカラとはいえ

吹けば飛ぶよな自営業のオンナが

ひとりで返すには6年の歳月がかかった。

ここ数年はボディブローのように苦しんだ支払いだったが

なんとか昨日、ちょうど誕生日前日に終えることができた。

もしこの借金がなけりゃ

私の手元には2,000万円の金があったんだな。

そう思うと

メカゴジラなみにあばれたくなるが

とりあえず

自分で自分の親の尻を拭けたことに安堵を覚える。


気づけば、バカボンのパパと同い年になってしまった。

これでいいのだ!





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付箋のマリオ。

2010-06-09 20:19:38 | Weblog
話題みたいだから見てみた。

感動した。

20年以上経て、マリオはこうなるのか。





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いろんな情に触れた話。

2010-06-07 01:21:30 | Weblog
わたしは母を若くして亡くしてしまったので
コドモ目から見ても、
祖母がいっしょうけんめい母親代わりをしてくれているのが分かった。
わたしにとっても、祖母が、母そのものような存在であった。

そんな祖母が危篤だ、との知らせを受けたのは三週間ほど前。
ちょうどボスの百貨店催事を手伝っていた最中のことだった。

よりによってその日はボスが終日不在の日で
絶対いて欲しい、と言われていた日。

マナーモードにしていた携帯が何度も鳴るのが気にはなっていたが
とりあえず目の前のお客様の接客で精一杯だった。

業を煮やした身内がいろんな手を使い
催事場まで電話をして来た。

「えっ?意識不明?」
そう電話口で私が叫んだ時、この催事のチーフがすぐそばにいらっしゃった。

さほど年も変わらない、熱血漢のチーフは
わたしの顔を見て、
「ボクからも言ってあげるよ。すぐ、行きなよ。」と言ってくださった。

ありがとうございます、でも、わたしが自分で言います、とだけ答えて
30分ほど先ほどのお客様のお相手をしてからボスに電話をかけた。

神経すり減らす
忙しい市場が終わったばかりにもかかわらず、
きっとそのあとはお約束がいろいろあったにもかかわらず、
ボスは
「ちょうど今終わった。これからそっちへ行く準備をしてたとこだ。かまわんから、すぐ行け!」
と、いつもの調子で、至極優しくそう言ってくれた。

ありがとうございます、そう応えるのが精一杯で
大阪の東の端から岡山の西の端までクルマを走らせた。

みんなに心配をかけたが
祖母はその夜一命を取り留め、私は翌日の昼過ぎには岡山を後にした。

ボスは多くは聴かずに笑顔で
「炒った豆から芽が出る、って言葉もある。わからんぞ、ピンピンになったおばさんもおるで」
と励ましてくれた。

それから二週間。

今朝、祖母が自発呼吸を始め、人工呼吸器を取り外すことになった、と連絡があった。

思わず、クルマに飛び乗り高速を走った。
倉敷と岡山のはざかい、総社というところ。

救急病院だというのに
玄関横に雑種犬がつながれているなんとものどかな病院だ。

面会時間ぎりぎりまで
少しニンゲンらしい顔になった祖母のそばで過ごし
泣き腫らした顔で仕方なく
誰にも会わずにこのまま大人しく帰阪しようと思ったとき。

思いがけなく岡山をフランチャイズとする
二人の先輩からメールをいただいた。
届くわけない、と思っていた、わたしの声が聴こえたのかな。

これまたうれしくて、涙が出そうになった。

頑張ろう。祖母を見習って。

炒った豆から芽が出る。
ボスの言葉を、何度も何度も帰りの道すがら思い出した。

たくさんの情の熱さに、胸がいっぱいになった一日だった。










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第八回大美落語会@大阪美術倶楽部

2010-06-02 14:52:17 | Weblog
前回の日記は
もしかして鳩山総理のことを言っているのか、とのご指摘があったが
そんなつもりは毛頭ありましぇんでした。


で、今日辞任じゃん!


まあこれもひとつのオチで(?)久しぶりの落語会。
今回は笑福亭一門。
なぜに? と思うが
そういえばお世話役の竹林さんは笑福亭だった!


◎桂佐ん吉「田楽喰い」
 
 正月明けに兄弟子・吉坊さんで聴いた噺。
 ノって来たらウヒウヒ感が漂う(意味不明ですみません)
 この人の元気な落語は大好きです。


◎桂 文華「青菜」

 夏前になるとこれ。
 上方では柳陰。 
 これってどこの酒?江戸では名前変わるよね?
 と後で友人たちと話したが
 ちゃんと調べてみると、飲み方、のことなのね。
 今頃知りました(汗)


◎笑福亭三喬「月に群雲」

 いかついけれど
 笑うととたんに可愛い三喬さん。
 今回は小佐田さんの新作だったのだけど
 まさに古典のような風格で聴かせたのは三喬さんの実力だろうか。
 あの咳払いが忘れられない。
 ウォッーーホン。
 ……あの時は、確かにその手にキセルが見えていた。すごい人だ。

 
◎座談会(竹林・文華・三喬)

 三喬さんの右喬さんネタで大盛り上がり。
 右喬さんはいない時の方が
 笑ってもらえる希有の噺家らしい。


◎笑福亭竹林「手紙無筆」

 初めて聴いた噺だが
 なんとなしに流れが読める噺。
 相変わらず面白すぎる
 竹林さんの自虐ネタ満載のマクラのほうが面白かった。


◎笑福亭松喬「お文さん」

 船場らしい気風が漂う噺。
 松喬さんのちょっとアカデミックなマクラが
 場の空気をシャッと変えてしまった。
 それでもまったく退屈させないのはさすが。
 
 鴻池邸で船場噺を聞く会・・・にふさわしい、
 圧巻の高座でした!


 
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