こてまりのさんぽみちⅡ

日々の暮らしのあれこれ・・・

松島~秋保温泉へ

2007-10-22 21:56:28 | 旅~旨いもの

温暖の地ここ館山に越してきた母を一度は故郷仙台連れて行こうと思いながら実現できないまま、はや5年の歳月が流れ

もう、足腰の大丈夫な今しかチャンスは残されていないと一念発起して2泊3日の予定で出掛けてきました。

お墓参りをまず済ませ、松島そして秋保温泉にと足をのばしたのでした。

 

 

車2台で80代の母を筆頭に老年、熟年連れだっての弥次喜多道中のはじましです。

「松島や ああ松島や 松島や」の松島は人、人、人の波。団体客がバスを連ねてやってきていたのにはビックリ

 

そこで見つけたのが

 

かまぼこ

 

さすがに焼きたてはお・い・し・い。

熱々のかまぼことお焦げの香ばしさについついみんな

長めの平たい竹串に刺してある笹かまぼこ一本150円也

 

 

 

かまぼこもさることながら南部鉄瓶で湧かした湯で淹れたお茶の美味しかったこと

 

 

 

 

このお店は五大堂の目の前の松島かまぼこの”松かま”やさん

他に「むう」という商品名の今、大人気の豆腐かまぼこもあり、こちらもふんわりと柔らかくとっても

美味しかったです。

 

 

 

さらに車の中から「松島こうれん」のお店を見つけさっそく買い求めました。「松島こうれん」とは

 

 

 

 

手焼きのおせんべいで今から700年程前に実在したとされる紅蓮尼のいた庵、「心月庵」の観音様にお供えされた米を紅蓮尼が粉にして焼いてせんべいにし、村人に施したのがはじまりということを知りました。

一子相伝、六百七十年余りの伝統の製法を守りながら宮城県産のササニシキ米を使用して焼き上げ

たという説明通り混じりけのない純粋な美味しさ、そこはかとない味わいはバリバリと音をたてて食べる

せんべいとはひと味違った食感でとても新鮮なものでした。

たまには静かに紅蓮尼の物語を思いうかべながら食べたら私ももう少ししっとりとした女性に

なれるかも・・・?なんて思ったりもしています。 

 

 

松島からこんどは宿泊地の秋保へ。多少の紅葉を期待していたもののまだまだ時期が早く2割程度の紅葉に

温泉郷のさらに奥地の秋保大滝あたりは少しは期待できるかな?ということで行ってはみたものの状況は変わらず

この程度

 

 

 

でも、マイナスイオンを精一杯吸い込んで気分爽快。農家の方が開いている出店を見て回ることに

 

そこで、珍しい物をゲット。なんとそこにあったのはいなごの佃煮

 

 

 

子どもの頃よく食べた私にはとても懐かしい味。カルシウムも豊富をいうことで私が妊娠中に母が

わざわざ送ってくれたことを思い出して月日の流れを実感した次第。

 

 

さらに直径2センチ程の可愛い姫クルミ

 

 

 

これも又子供の頃、庭でクルミを石の上に置きそれを石でたたいて割り、中味をほじくって食べたことを

思い出し迷わずゲット。国産のくるみは味も良く、すりつぶしてくるみダレを作りくるみ餅にして食べようかなと思います。

宿(秋保温泉 岩沼屋)のお茶受けに出された岩沼屋オリジナルのくるみゆべしもくるみたっぷりで

とっても美味しくおみやげの一品になったことはいうまでもありません。くるみ好きの私にはたまりません。

 

 

 

 

 

旅の楽しみの一つ・・・その地の旨いものを食べる事。今回もそんな私達の旅でした。

今回は年老いた母をなんとか連れ出せたことが何よりでした。さらにその母が時折本当に楽しそうに

心のそこから笑い、積極的に行動してくれたことが嬉しかったです。「元気なうちに又出かけたいね」と

帰ってきてから話したら「そうだね」と言ってくれたことでホッと一安心です

 

 

 

 

 

 

帰路の途中、天候にも恵まれ東北自動車道福島県内ではではこんなにくっきりと遠くの吾妻小富士が見えました。