●科学技術書・理工学書＜新刊情報＞●「休養学」（片野秀樹著／東洋経済新報社）

＜新刊情報＞

書名：休養学～あなたを疲れから救う～

著者：片野秀樹

発行：東洋経済新報社

　「疲れたらコーヒーを飲む」「疲れたときは寝るのが一番」「甘いもので自分にごほうび」・・・こんなこと、していませんか？　実は疲労を取るには全部「×」な方法なのである。「いつも体が重い」「寝ても寝てもだるく、疲れがとれない」「会社に行くだけでヘトヘトになる」「休みの日に何をしていいかわからない。結局、一日じゅうゴロゴロしている」「週末に寝だめをすると、休み明けはかえってぐったりしてしまう」・・・あなたはこんな悩みを抱えていませんか？「ゆっくり休みたいのに休めない」のは、日本では「休むこと」イコール「なまけてること」という考えがしみついていることにあある。疲労は熱や痛みと同じ、体からの警告。本来は「今日は疲れているので、休みます」と言えなくてはおかしい。同書では、これまで栄養や運動に比べて軽視されてきた「疲労」と「休息」について科学的な解説を加え、・人はなぜ疲れるのか・疲れても無理をして休まずにいると、人間の体はどうなるのか・どんな休み方をすれば最も効果的に疲れがとれるのか・・・といった疑問に答えていく。さらに、休養を７種類に分類し、それらを組み合わせて、自分がもっともリフレッシュできる休み方を見つける方法も伝授。「日本人の約８割が疲れている」というデータもある。ただ、世界各国と比べて平均労働時間がとくに多いわけではない。日本人は「休み下手」なのである。同書を読んで、単に寝る、休息するといった「守りの休養」から、「攻めの休養」へ今すぐシフトしよう！