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●科学技術ニュース●NTTと北海道大学、未来の一次産業実現に向けたビジョン共有型共同研究を開始

2025-04-11 10:10:29 |    情報工学
 TTと北海道大学は、未来の一次産業実現をめざしビジョン共有型共同研究を開始した。
 
 同共同研究では、大量のセンシングデータ、ディープラーニング、及びシミュレーション技術などNTT、北海道大学それぞれの強みを持ち寄り、サステナブルで超省力、高品質生産可能な未来の一次産業モデルを協創し、社会実装をめざす。

 日本の一次産業は、人口の減少や高齢化等による人手不足が続いている。農業分野を例にとると、2020年に比べ、2050年には農業従事者が1/4にまで減少することが予想されている。農業分野で食料自給率を維持するには、生産品の品質を維持しつつ、農業従事者1人当たりの生産性を4倍にすることが求められる。

 また、近年は地球温暖化も顕在化しつつある。地球温暖化は大気中に大量に排出された二酸化炭素等の温室効果ガスが原因となる。一次産業の活動によっても温室効果ガスは排出される。例えば農業では、化学肥料や農薬に含まれる亜酸化窒素ガスは二酸化炭素の約310倍の温室効果があり、化学肥料は散布量のうち5~7割が気化して拡散してしまうことから、農業が地球環境に対して与える影響は少なくない。

 農業を持続的な産業にしていくためにも、化学肥料や農薬は必要な場所に適量のみ散布する等、環境負荷を最小限にすることが必要。このように環境負荷を最小限に抑えることは、一次産業を持続的な産業にするためにも一次産業のあらゆる分野で対応が必要。
 
 これらの課題解決をし、一次産業を継続させていくことは、一次産業従事者の努力に頼るだけでは実現が難しい状況。

 そこで北海道大学とNTTは、超省力で高品質、サステナブルな生産を可能とする"未来の一次産業モデル"として共同で実現をめざすことをビジョンとして掲げ、様々な分野の研究機関が連携する研究を実施することとした。

 研究テーマ①:高精度なデジタル圃場での生育・環境負荷が最小となる農作業シミュレーション実現
 研究テーマ②:人の現地作業を不要とするロボット農機の自動運転・遠隔操縦の実現
 
 共同研究は4年間を予定しており、2030年には各研究テーマで研究開発した成果を組み合わせ、農業分野から、圃場に関する様々な情報を確認・シミュレーションすることが可能なデジタルツインプラットフォームサービスの実現をめざす。<NTT>
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