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●科学技術ニュース●NICT、大阪大学、防災科研、PFN、理研、エムティーアイ、大阪・関西万博で高精度気象予測情報の提供に向け連携を開始

2025-04-17 09:32:34 |    情報工学
 情報通信研究機構(NICT:エヌアイシーティー)、大阪大学大学院工学研究科、防災科学技術研究所(防災科研)、株式会社Preferred Networks(PFN)、理化学研究所(理研)、株式会社エムティーアイは、大阪・関西万博において、来場者等への高精度気象予測情報の提供に向けて、6者連携を開始した。

 豪雨の卵を早期に検知することが可能な次世代気象レーダ「マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ(MP-PAWR)と、豪雨の規模や位置を正確に予測するスーパーコンピュータ「富岳」を用いた高精度気象予測を組み合わせ、気象予測情報の精度の向上を図るとともに、ゲリラ豪雨による危険回避を目指した実証を行う。

 「富岳」を使用した豪雨予測は万博開催期間中の約1カ月間のみ実施される。

 同取り組みは、「2025年大阪・関西万博アクションプラン」の一つである「リモートセンシング技術による高精度データの解析及びリアルタイム配信の実証(総務省)」に基づいている。

 2025年4月から開催された大阪・関西万博では、2台のMP-PAWRを活用し、万博会場を含む関西の特定エリアの積乱雲等を同時観測する。

 観測には、兵庫県神戸市のNICT未来ICT研究所と、大阪府吹田市の大阪大学吹田キャンパスに設置されたMP-PAWRを使用しする。

 観測されたデータは、防災科研が開発した高精度な三次元雨量推定技術を適用し、PFNが開発したデータ圧縮・配信プラットフォーム「きゅむろん」を通じて、圧縮された状態で理研及びエムティーアイに配信される。

 この観測データを基に、エムティーアイが運営するゲリラ豪雨検知アプリ「3D雨雲ウォッチ」にて雨雲の3D表示と、豪雨予測のPush通知を行う。

 Push通知には、NICTが開発したMP-PAWRの観測データから学習させた独自のAI豪雨予測(AIナウキャスト)も含まれる。

 また、理研は、大阪・関西万博開催中の一部期間において、スーパーコンピュータ「富岳」を用いた気象予報モデルに世界で初めて72台のMP-PAWRの観測データを同化し、リアルタイムで豪雨予測を行う。

 「富岳」で予測される雨雲の様子は、「3D雨雲ウォッチ」と理研のホームページで配信され、「3D雨雲ウォッチ」では最大30分先の豪雨予測をPush通知で知らせる。<情報通信研究機構(NICT)>
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