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“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

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●科学技術ニュース●盛岡市とNEC、生成AIを活用した職員の業務効率化の実証を開始  

2024-12-27 09:40:19 |    人工知能(AI)
 盛岡市とNECは、自治体業務における生成AIの活用に向けて覚書を締結し、盛岡市役所の一部の部門で活用検証を開始した。

 同実証では、NEC開発の生成AI「cotomi(コトミ)」を用いて、盛岡市の保有する業務データを活用するシステムを構成し、盛岡市役所の情報企画課と会計課、職員課で活用することで、職員の業務効率化を目指す。

 盛岡市では、2021年度から2025年度までを計画期間とする「盛岡市行政デジタル・トランスフォーメーション推進計画」を策定し、「デジタル技術のチカラで、市民の多様なライフスタイルに寄り添う、徹底的に便利な市役所」の実現を目指し、デジタル技術やデータを活用した市民の利便性向上と行政事務の効率化を行っている。

 今回の取り組みは、生成AIを用いることで職員の業務効率化を図るものだが、生成AIにはハルシネーション(人工知能(AI)が事実に基づかない情報を生成する現象)と呼ばれる正確性や信頼性の問題があり、特に専門性の高い業務においては活用が難しいとされている。

 これらの課題を解決するため、専門的な業務に適応させた生成AIシステムを構築する取り組みが求められており、NECでは業界に先んじてこれを構築・提供することでノウハウを蓄積してきた。

 今回はその一環として、盛岡市と共同で自治体行政分野に特化した生成AIの実証を行う。

 今回の実証では、LLM(Large Language Models:大規模言語モデル)とRAGと呼ばれる文書検索技術を組み合わせた手法を用いたシステムに、盛岡市の業務データを学習させることで、以下の業務を対象に自治体業務に特化した生成AIの活用を検証する。
 
 情報企画課:システムに関係する問い合わせ対応
 会計課:会計に関係する問い合わせ対応
 職員課:福利厚生に関係する問い合わせ対応

 盛岡市は、同実証で自治体業務における生成AIの有効性を検証し、今後のDXの推進に活かしていく。また、その他のデジタル技術に関しても、行政DX推進のため実証などに随時取り組んでいく。

 NECでは、同実証をもとに自治体向けの生成AIを活用したソリューションの実用化を目指す。また、価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」のもと、業種横断の知見と最先端テクノロジーによりビジネスモデルを変革し、社会課題とユーザーの経営課題を解決に導く。<NEC>
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