goo blog サービス終了のお知らせ 

“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術ニュース●京セラ、通信ベンダー6社と「O-RU Alliance」を設立し5G RANオープン化の普及促進に貢献

2025-03-19 09:53:32 |    通信工学
 京セラは、 台湾Alpha Networks Inc.、韓国HFR, Inc.、台湾Microelectronics Technology Inc.、韓国SOLiD Inc.、インドVVDN Technologies Pvt. Ltd.、台湾WNCの6社と「O-RU Alliance」を設立する。

 今後、京セラのCU/DUをオープンに開放し、"同アライアンスに参画する通信ベンダー"(参画メンバー)と共に、互換性があり、柔軟な無線アクセスネットワーク(オープンRAN)環境の普及を目指す。今後、順次「O-RU Alliance」の参画メンバーを拡大していく。

 現在、通信インフラ市場において普及している5Gの無線ネットワークは主にCU、DUおよびRUで構成されており、それぞれの機器が独立、あるいは一部一体化して設置されている。

 「RAN(Radio Access Network)」とは、無線アクセスネットワークのこと。「CU(Central Unit)」とは、無線アクセスネットワークにおいて、コアネットワークに近い部分でデータ処理や制御機能を集中管理するもの。「DU(Distributed Unit)」とは、無線アクセスネットワークにおいて、CUと連携して無線信号の処理やリアルタイム性が要求される処理を行うもの。「RU(Radio Unit)」とは、無線アクセスネットワークにおいて、無線信号の送受信を行い、基地局の一部としてアンテナと直接接続される物理的な無線通信のインターフェース。「O-RU(Open Radio Unit)」とは、異なる通信ベンダーの機器やソフトウエアを組み合わせて利用できるようにすることを目指す、O-RAN規格に準拠したRU。

 各機器をつなぐインターフェースは一般に公開されていないため、既設の装置に接続できる機器は同通信ベンダーの機器もしくは一部インターフェースを公開された通信ベンダーの機器しか接続できない状況。

 通信オペレーターにとって、1社からCU/DU/RUを調達すると、システム安定性向上のメリットはあるものの、その機器の仕様や性能は通信ベンダー側に委ねられているため、システム構築の自由度が狭まるといったデメリットも抱えている。

 このような状況から、近年、異なる通信ベンダーの機器を相互接続し、ネットワーク構築の自由度を広げる5G RANのオープン化がO-RAN ALLIANCEなどにより推進され、期待が高まっている。

 しかし、オープン化を進めるにはCU、DU、そしてRUに至る全ての設備を新しくすることが必要な上、既設通信ベンダーとの調整が大がかりなものとなり、通信オペレーターにとって大きな負担となる。

 今回、京セラが新たに設立する「O-RU Alliance」では、地域、国籍を超えた企業同士が互いに協力し、より自由度の高い無線アクセスネットワークを構築するためのエコシステムを共創する。

 O-RAN規格に準拠したCU/DU/RUをシステムソリューションとして通信オペレーターに提供することで、オープンRANの普及を促する。

 これにより、各通信ベンダーの5G基地局事業への参入をしやすくするとともに、通信インフラ市場の活性化を目指していく。<京セラ>
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ●科学技術書・理工学書<新刊... | トップ | ●科学技術ニュース●早稲田大... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

   通信工学」カテゴリの最新記事