“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―                 科学技術研究者   勝 未来

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「細菌が人をつくる」(ロブ・ナイト、ブレンダン・ビューラー著/朝日出版)

2018-09-18 09:32:27 |    生物・医学

 

<新刊情報>

 

書名:細菌が人をつくる

著者:ロブ・ナイト、ブレンダン・ビューラー

訳者:山田拓司+東京工業大学山田研究室 

発行:朝日出版

 腸の声を聞こう。10兆個ある人間の細胞より10倍も多い細菌の大コミュニティが、私たちの健康と病気(腸疾患、肥満、アレルギー、喘息、うつ病)、気分や行動の鍵を握っている。他人とは90%違うというヒト常住細菌叢(ヒューマンマイクロバイオータ)の威力がようやくわかってきた。出産方法の影響、話題のプロバイオティクスや抗生物質の服用法まで、この分野の第一線を行く科学者が驚くべき最新の実験結果を紹介しながら、細菌というミクロな隣人と共生する未来を覗き見る。

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★水素ニュース★ドイツ、世界に先駆け燃料電池鉄道の営業運転を開始

2018-09-18 09:32:03 |    ★水素ニュース★

 ドイツは、9月16日から、水素と空気で電気を起こして走る燃料電池鉄道の世界初の営業運転を開始した。

 日本は、脱二酸化炭素社会を目指し、官民挙げて水素社会の実現への取り組みを強化している。この結果の一つとして水素自動車を世界に先駆け実用化させることに成功させたが、水素スタンドの未整備などから水素自動車の普及のめどは立っていない。

 今回、ドイツに燃料電池鉄道の実用化で先行されたことは、わが国の水素社会実現のロードマップの再検討を生じかねない事態だ。わが国でも燃料電池鉄道実用化に向けての取り組みが急がれる。

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★科学技術ニュース★理研、AIで世界最高精度のNMR化学シフト予測を達成

2018-09-18 09:31:35 |    人工知能(AI)

 理化学研究所(理研)の研究チームは、機械学習アルゴリズムの探索により、核磁気共鳴(NMR)化学シフトの予測を世界最高精度で達成した。

 同研究で用いた化学シフトなどのNMRデータは、今後、理論化学と機械学習の組み合わせで材料物性予測を行うマテリアルズ・インフォマティクスなどの分野において、活用されると期待できる。

 気象予測、収穫・漁獲量予測、健康予測などの「予測科学」は人類の歴史上、常に大きな課題であった。最近では機械学習などのAI(人工知能)を利用することで、膨大なビッグデータからさまざまな事象を帰納的に予測するアルゴリズム開発が進められている。

 一方でNMRデータは、量子化学理論によって演繹的に予測できる。しかし、理論値と実測値との誤差が大きいため、補正値が必要であった。

 今回、同研究チームは、91種類の機械学習アルゴリズムを探索することで、演繹的な量子化学理論と帰納的な機械学習法を組み合せ、この誤差を学習・補正し、高精度に化学シフトを予測する手法を開発した。

 昨今「IoT/ビッグデータ/AI」時代の到来により、AI予測に必要な分析ビッグデータの蓄積が求められている。NMR法は農林水産物やヒト検体などの代謝混合物を対象に、簡単な試料調製法でビッグデータを取得することに適している。最近では、NMR装置のコストダウンや小型化が進んでいることから、一連の研究成果は今後、簡易NMR装置とAIアルゴリズムによる評価手法が普及することで、重要因子を代謝マーカーとした人間や農産物の恒常性予測と管理につながると期待できる。

 

 

 

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ブロックチェーン システム設計」(中村誠吾、中越恭平著/リックテレコム)

2018-09-18 09:30:52 |    情報工学

 

<新刊情報>

 

書名:ブロックチェーン システム設計

監修:牧野友紀、宮崎英樹   

著者:中村誠吾、中越恭平

発行:リックテレコム
 
 同書では、初級以上のSE向けに、①ブロックチェーンの基本的な仕組みと性質②暗号化や改ざん耐性、コンセンサスアルゴリズムといった主要な要素技術、そして何より③ブロックチェーンを1つの構成要素と捉えたときのシステム設計に必要な考え方を明示する。

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