<新刊情報>
書名:曲線の秘密~自然に潜む数学の真理~
著者:松下泰雄
発行:講談社(ブルーバックス)
円、楕円、放物線、サイクロイド…、自然には美しく不思議な曲線が溢れている。数学、物理の神秘に潜む曲線の姿が浮かび上がる。
<新刊情報>
書名:曲線の秘密~自然に潜む数学の真理~
著者:松下泰雄
発行:講談社(ブルーバックス)
円、楕円、放物線、サイクロイド…、自然には美しく不思議な曲線が溢れている。数学、物理の神秘に潜む曲線の姿が浮かび上がる。
北海道大学遺伝子病制御研究所の三浦恭子講師、慶應義塾大学医学部生理学教室の岡野栄之教授らの研究グループは、約30年の長寿命で、がんになりにくい体質の「ハダカデバネズミ」からiPS細胞を作製することに世界で初めて成功した。
マウスやヒトなど他の動物のiPS細胞は、生体に移植する際に未分化な細胞が混入すると腫瘍(奇形腫)を形成する問題があるが、ハダカデバネズミiPS細胞は未分化な状態で移植されても腫瘍を形成しなかった。
同研究グループは、ハダカデバネズミiPS細胞が、がん抑制遺伝子ARFの活性化と、がん遺伝子ERASの機能欠失によって腫瘍を形成しないことを明らかにした。
さらに、iPS細胞の作製過程に着目した解析から、ARFが不活性化された場合には、ハダカデバネズミ特有のがん化抑制メカニズムASIS(ARF suppression-induced senescence)により、細胞の増殖を止めて、iPS細胞化を防ぐことを見いだした。
また、マウスiPS細胞で、ARFを活性化させると、腫瘍形成が強く抑制されることが分かった。
この発見は今後、人間の健康長寿やがんの予防に役立つと期待される。
<新刊情報>
書名:逃げないですむ建物とまちをつくる~大都市を襲う地震等の自然災害とその対策~
編者:日本建築学会
発行:技報堂出版
同書は、東京や大阪などの大都市における震災などによる自然災害を想定し、建物やまちから「逃げない対策」を推進するために必要な知見をとりまとめた。従来の建築やまちづくりの分野における災害は、地震動と火災が主な対象であったが、同書では水害や群集による人災など、複合化する都市部での災害もできるだけ網羅し、総合的な災害対策の推進を目指した。