ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

『乃木坂46SHOW!』で生田絵梨花が最高レベルのピアノ弾き歌いを披露、感動はCDを越えた![08Feb15]

2015-02-08 19:30:00 | 芸能
注目の乃木坂メンバー出演予定番組

明日、月曜夜7時
2月9日(月) 19 : 00 ~ 21 : 48 テレビ朝日『池上彰が今こそ日本人に教えたい 実はみんな知らない日本』
橋本奈々未が出演。
テレビ朝日番組公式サイトの関連ページ

毎週、水曜夜10時
2月11日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第5回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。
『残念な夫。』の公式サイト

土曜日、夜6時10分
2月14日(土) 18 : 10 ~ 18 : 42 NHKG『マサカメTV』
2月20日(金) 25 : 10 ~ 25 : 42 NHKG『マサカメTV』(再放送)
永島聖羅が出演。「キュート!ネコと遊ぶ」がテーマ。
NHK番組公式サイトの関連ページ


久しぶりに、CDを越えたと思えるライブを観ました。

昨夜、NHK BSプレミアムで放送された『乃木坂46SHOW!』での、生田絵梨花による「あなたのために弾きたい」。

今朝、録画したものを、とりあえずざっとチェックしようと、食事をしながらチラチラ眺めていたんですが、いくちゃんの歌で、感動のあまり、箸が完全に止まって、身じろぎもせず、聴き入ってしまった(笑)。

いや~、素晴らしいです。

弾きながら歌うのは、相当にピアノが上手くないと、そもそも出来ない筈ですが、他の楽器によるサポート一切なしという、さらに厳しい条件なのに、キレイに演奏して、しっかり歌い上げている。

しかも、音やリズムが正確に取れているだけでなく、美しい声で歌詞の持つ情感を、繊細に伝えている。

聴いていて、心揺さぶられるステージで、まるで、本当に、生田絵梨花が自分のために、ピアノを弾いてくれているかのような、錯覚に陥ってしまった。


生田絵梨花「あなたのために弾きたい」はライブの良さを教えてくれる、超ハイレベルなステージ

次の表は、昨日の『乃木坂46SHOW!』で披露された、三つの曲の演奏時間と、CDでの演奏時間を比較したものです。

凡例
「曲名」
演奏時間 =『乃木坂46SHOW!』(2015/02/07)でのステージライブ
演奏時間 = CD音源

「僕がいる場所」
5 : 01 = 10th選抜によるパフォーマンス
5 : 01 =「透明な色」DISC1収録

「あなたのために弾きたい」
3 : 43 = 生田絵梨花によるピアノ弾き歌い
3 : 40 =「透明な色」DISC1収録

「ひとりよがり」
5 : 14 = 西野七瀬によるソロ歌唱
5 : 14 =「透明な色」DISC2収録

#「5 : 01」は、前奏開始から後奏終了までの時間が5分1秒であることを表す。


3曲ともフルサイズですが、「僕がいる場所」と「ひとりよがり」は、CD音源と全く同じ演奏時間で、CD収録の音楽をそのまま流していることが分かります。

ところが、「あなたのために弾きたい」は、スタジオライブの方が、3秒長くなっている。

CD音源を流したのではなく、いくちゃんが本当にピアノを弾き、そのテンポがほんの少しゆっくりだったため、演奏時間が伸びたということで、生演奏の動かぬ証拠です(笑)。


3分40秒の曲を、一切オケなしの、ピアノ単独で弾いて、たった3秒、つまり1%の誤差に留めるのは、驚異的に正確なリズム感です。

以前、『乃木坂って、どこ?』で、頭に落ちて来るロープ付きのタライを、上を見ないで、寸止めするゲームがあって、生田絵梨花が10センチ程度で止めて、所属チームが優勝していました。

タライが頭に到達する時間を、予め測って、それを心の中で再現したから出来たスゴ技で、いくちゃんが抜群の時間計測能力を持っていることを示す、一つのエピソードです。

ここまで正確にリズムを刻むことが出来るからこそ、たった一人でのピアノ弾き歌いなんて芸当が、可能なのだと思います。


しかし、昨日のライブがとくに良かったのは、正確な演奏、正確な歌唱というより、それに加えて、生歌生演奏ならではの「味」が出ていたことです。

いくちゃんが生歌で低音を歌うとき、声が少しかすれ気味になるんですが、これが可愛いというか、親近感が湧くというか、何とも言えない味わいがあって、魅力的なんですね。

ただ、CD音源では、こういった「乾いた低音」は、「綺麗な低音」に修正されて、聴くことが出来ない。

しかし、昨夜のライブでは、やはり低音がかすれ気味になっていて、「ああ~、いくちゃんの声だ!」と、生でしか聴けないリアルな歌声に、得した気分になりました。

こういった味のある個人の特徴は、音楽的な正解不正解で割り切らないで、CDにも入れていいんじゃないでしょうか。


高音域の、透き通る歌声は、CD音源そのままで、惚れ惚れする美しさを誇っていて、サビが直接心に届くようなインパクトがあります。

また、ブレス音が、CDよりやや大きめに入って、それがベース音のような役割を果たし、心地よいリズムになっている。

生田絵梨花は、ブレスですら美しいのかと、若干、目眩がしましたが(笑)。

歌唱と演奏に、大きなミスはなく、ごく小さなものが幾つかあったかな?、という程度でした。

ただ、こういったミスも、音楽をより自然なものにする「揺らぎ」になっていて、ライブを味わい深いものにしていたと思います。


単に生歌生演奏が出来ているだけでなく、この歌詞が持つ叙情性を歌とピアノで見事に表現し、さらに、自分自身の表情や動きの変化をも加え、まるで上質な演劇を観ているかのようなレベルに持ってくる。

もう桁違いの力量です。

今から2年前、「ガールズルール」の6th選抜がスタートした頃に、「乃木坂各論第1話、生田絵梨花 ~ 天才少女がやって来た!」という記事を書きましたが、最近、その天才ぶりを、ぐいぐい発揮しています。

ピアノにしても、歌にしても、これまで不断の努力によって、コツコツ積み上げてきたものが、今、一気に花開き始めたかのようで、その輝きは、見ていて眩しいです。

まだ17歳で、今後、どこまで才能を伸ばすのか、楽しみであり、空恐ろしさすら感じるけど(笑)、日本を代表するエンターテナーの1人になる若き逸材であるのは、間違いないでしょう。

生田絵梨花の名前には、「花」という文字が入っていますが、彼女の魅力は、歌にせよ、演技にせよ、ピアノにせよ、その美貌にせよ、すべてに「華」を感じさせることで、スターへの階段を、どんどん駆け上がって欲しいです。


星野みなみが見せた、可愛いをも越える高い女優的素質

さて、いくちゃんのライブは、乃木坂の過去最高傑作ステージと言いたくなるほど素晴らしかったけど、昨夜は、それ以外にも、見どころが満載でした。

いくつかピックアップしてみましょう。

まず、コント「かわいいメイドのデリバリーピザ」での、星野みなみは、本当に可愛かったですね(笑)。

注文してから4時間後に(笑)、秋元真夏、星野みなみ、伊藤万理華の3人が、黒地に白エプロンのメイド姿で、宅配ピザを持って、六角慎司の部屋に登場。

「何でこんなに遅いの?」との問いに、みなみは「家に帰って、シャワーを浴びてました」とのお返事(笑)。


ところが、すぐさま「ああっ~!シャワー浴びてるところ、想像しないで下さいよ」と、六角さんが何も言わないのに、勝手にあらぬ疑いを抱き、さらに「でも、ちょっとだけなら想像してもいいかも」。

六角慎司が「ええ、想像していいの?」と訊くと、「や、やっぱ恥ずかしいな」と、はにかんだ笑顔で、首をちょこっとかしげます。

「かわいいーーー、かわいいーー」と六角さんが悶絶、瞳孔が開き気味で、演技というより、マジのリアクションにしか見えません(笑)。

そりゃそうでしょう、現在、全人間どころか、全哺乳類の中でも、もっとも可愛いんじゃないかというレベルに達している星野みなみに、目の前でこんなこと言われて、こんな仕草をされたら、みなみファンでなくとも、大抵は、ノックアウトされます(笑)。


さらに、コントの終盤、みなみは、ご主人様の話がつまらないからと、ベッドに寝転がってしまいます。

「な、なに、何で寝始めたの?」と訊く六角さんに、「一緒に寝ますか?」。

で、「良いの?」と真顔で訊くご主人様に、みなみが「うっそ、ピョ~ん」。

何でしょう、番組スタッフは、みなみを可愛い色気で男をちょこちょこ翻弄する「ちょこっと小悪魔」キャラにしたいんでしょうか、やたらと「お誘い」シーンを作ってきます。

でも、オチのパターンが分かっていても、超絶可愛いので、全然飽きません(笑)。


ただ、星野みなみの魅力は、びっくりするほど可愛いこと、だけではないと思います。

初めてテレビでコントを披露、しかも、台詞の多いメインの役割を任されたのに、笑顔を絶やさず、ほとんど詰まらず、しゃべることが出来ている。

カメラの前でニコニコ笑うのは、想像以上に難しいことだと思うけど、自然な表情を見せながら、ちょっと食い気味の部分はあったものの(笑)、テンポよく話を進め、しっかりと芝居を成立させていました。


また、ちょっと色っぽいことを言ったり、仕草を見せたりするのは、恥ずかしがらない思い切りが重要で、その点、みなみは、カメラの前では、大胆に攻め込む潔さがある。

大勢のスタッフが凝視するスタジオで、ベッドに横たわり、物憂げな眼で、相手を見つめるなんて(笑)、16歳の初テレビコントで、なかなか出来ないと思うけど、思い切って身を投げ出し、女の子っぽい動作で上半身を起こすなど、観ていてドキッと引き込まれる演技になっていました。

甘い笑顔とか、はにかみとか、女の子っぽさとか、カメラの前でガチガチにならず、自然に出せるのが、星野みなみの凄さですね。

番組側が、初出演のみなみをメインのキャラクターに抜擢した理由も、こういった思い切りの良い表現力である気がします。

ほぼ等身大の役であっても、スタジオや舞台でやり切るのは、簡単そうに見えて、実は、誰にでも出来ることではなく、それが役者の才能ということじゃないでしょうか。


みなみ本人は、演技に苦手意識を持っている節があるけど、「シャキイズム」MVでの芝居、あるいは、「16人のプリンシパル trois」での舞台さばきからも、役者として、相当にハイレベルな素質を持っているのは間違いない。

また、写真集「乃木坂派」や「季刊乃木坂 vol.2 初夏」のショットでは、カメラを向けられても、自然な表情や仕草が出来るという天性の才能を遺憾なく発揮している。

今回のコントで、星野みなみは、女優として豊かな才能を秘めていることを、テレビで初めて示したと思います。


こういった才能に加えて、みなみは、自分の色で周囲全部を染めてしまうような、強いオーラを持っていて、このコントのように、主役級で出てくると、それが存分に発揮され、「みなみのコント」になっていきます(笑)。

これだけハイレベルな才能とオーラがあるのだから、どんどん演技の経験を積んで、女優としてのスキルを磨いて欲しいのですが、本人は女優というより、どうもモデルに興味があるような(笑)。

今回のコントが、芝居に対して、自信と興味を持つ切っ掛けになれば良いんですが。

演技の仕事で注目を集めて、知名度が上がれば、モデルのオファーが来る可能性も高くなるからね(笑)。


昨日のコントでは、みなみ以外に、伊藤万理華がさすがの演技を見せていました。

やや屈折した、陰のある感情表現において、まりっかは図抜けたセンスを持っていて、ツンデレは、彼女のストライクゾーンで、間合いの取り方といい、表情の作り方といい、まあ芝居が上手いです。

これだけの演技力がありながら、ドラマや舞台の仕事がほとんどないのは、明らかに運営のミスで、まりっかにとっても、乃木坂にとっても、損失と言っていいでしょう。

コンスタントに芝居の仕事をこなしていけば、伊藤万理華なら、新進気鋭の女優として、あっという間に注目を集める可能性があって、勿体ない限りです。


とにもかくにも派手に目立つ桜井玲香

昨夜の『乃木坂46SHOW!』では、「乃木坂46成人式に密着」というコーナーがあり、1月10日(土)に乃木神社で行なわれた、94年組メンバー7人による成人式の模様が、ニュース的に流されました。

『能年玲奈さんの次は「能條愛未」』と、振り袖姿で述べていましたが、大勢の報道陣を前にして、『「能」かぶりということで、まあ、私もあの透明感を』なんて、20歳の女の子が、なかなか言えません(笑)。

おまけに、カラスに「かぁーかぁー」とツッコミを入れられるという、神業を披露して、能條愛未、持ってます(笑)。

成人式の後、多くのメディアで、能條さんのこのコメントが流れたけど、まさに、自分が実力で「引き寄せた」成果であって、お見事です。


一方、西野七瀬は、成人の抱負として、「炊飯器をまだ持っていなくて、鍋でご飯を炊けるようになりたい。炊飯器は買わない」という、変わった目標を掲げていました。

論理的帰結として、西野七瀬は、上京して以来、家でご飯を炊いたことがないと推測出来るわけで、とりあえず炊飯器を買った方が良いような気もしますが(笑)、「買わない」と断言しているので、しばらくは「ノーご飯」生活が続くんでしょうか。

ななせまるのコメントは、おいしいご飯を食べたいと、気合いが入り過ぎて、その結果、いつまで経っても、ご飯を口に出来ないという(笑)、もどかしさが滲み出ているようで、能條さん以上に、笑ってしまいました。


「桜井キャプテンのお説教部屋」には、佐々木琴子、寺田蘭世、渡辺みり愛の2期メンバー3人が登場。

乃木坂に入ろうと思った動機を、それぞれ語る内容でした。

16歳高校1年生、埼玉県出身なのに、九州でとくに人気があるという、目鼻立ちの整った超美人の琴子さんは、もともとアイドルに興味がなかったのだけど、乃木坂にはなぜか惹かれて、友達の母親に勧められて、オーデョションを受けたとのこと。


同じく、16歳高1の蘭世さんは、3歳の頃から、フリフリ衣装を着て、自分で作詞作曲した歌をうたっていたとの母親談を紹介。「3歳で作詞作曲」がツボだったのか、隣の琴子が、俯いて必死で笑いをこらえる中、アイドルへのまっすぐな思いを伝える蘭世。

ただ、最初の自己紹介で、年齢を15歳と間違えるあたり、ディフェンスにかなり手薄な部分があるようで(笑)、実際、乃木坂を志望した経緯は、よく分からないまま、トークが終わってしまったような。

とりあえず、自分の年齢が分からなくなるのは、四十過ぎてからにしてね(笑)。


そんな中、最年少、中学1年生15歳の渡辺みり愛は、ももいろクローバーさんの武道館コンサートを観に行って、自分もあのステージに立ちたいと思ったと、ポイントを突いたトークを展開。

続けて、アイドルになろうとオーディションを探していたとき、1ページ目に「乃木坂二期生募集」が載っていたと、乃木坂との出会いも、明確に指摘。

ん~、みり愛さん、しっかりしていて、頭が良いっす。

琴子と蘭世と、それから桜井キャプテンも(笑)、渡辺みり愛のトークを見習った方がいいと思う。


そうなんです、若い二期生のトークはこれでいいけど、桜井玲香の回しっぷりがグダグダです。

突っ込まない、引き出さない、つなげない、まとめない、ゲストをあまり見ない(笑)。

「桜井キャプテンがお説教する部屋」以上に、「桜井キャプテンをお説教する部屋」の方が面白い気がする(笑)。


しかし、司会というと、クリームシチューの上田晋也なんかが、すぐに思い浮かんで、人気MCが長年掛けて身につけた、高度なプロテクニックと、ついつい比べて、「あれがどう、これがどう」と理不尽なレベルを求めてしまう面があります。

一方、ツッコミどころの多いキャプテンのMCには、アイドルならではの新鮮さがあって、乃木坂に興味のない人はともかく、ファンとしては、逆に、楽しかったりします。

1人で司会するのは初めてだと思うので、色々言われても、まずは自分流で進めて、ゆっくり経験を積めばいいんじゃないでしょうか。

ただ、勢いに乗ると、声のキーが高くなり過ぎて、聞き取りにくくなるので(笑)、そこは直した方がいいかもしれない。


西野七瀬「ひとりよがり」が投げかける乃木坂の光と陰

番組最後に、西野七瀬がソロで「ひとりよがり」を歌います。

白いワンピース姿で、清楚なんだけど、スカートは短めで、ななせまるの超絶プロポーションを生かすファッションです(笑)。

マイクを持ちながら、軽めのフリを入れつつ、切ない恋の歌を静かにうたうスタイルで、何だか、懐かしい感じがしました。

現在はグループアイドル全盛で、ソロで歌うアイドルとしては、松浦亜弥や藤本美貴が、一番最近の例という気がします。

ただ、二人とも、ダンスがかなり激しくて、昨夜の西野さんのステージは、さらにずっと以前のアイドルがやっていたタイプじゃないかと。


そして、こういった大人しいスタイルが、西野七瀬の物静かな雰囲気とよくマッチして、オリジナリティの高いステージになっていたと思います。

個々のメンバーのイメージに合わせて、乃木坂らしいソロアイドルのステージを作るというのは、エキサイティングな、夢の広がるアイデアで、今後も、色々なメンバーでやると面白いんじゃないでしょうか。

あと、少人数のユニットも、楽しそうですね。


歌唱に関しては、「ひとりよがり」は生歌ではなく「被せ」で、Aメロ、Bメロ、サビと、パートに応じて、比率を変えていた気がします。

しかし、伴奏のボリュームが大きくなるサビ部分に、サポートを入れるのは、まだ分からないでもないけど、Aメロくらいは完全な生歌でやって欲しい。

とくに、昨夜のステージでは、出だし部分で、「被せ」と生の声が、ハレーションを起こしている節があって、ちょっと違和感がありました。

そういった歌声が二重に聴こえるような感じは、サビ部分にはなかったので、生歌と「被せ」が拮抗するようなパートで、問題が起きやすいのかもしれません。


個人的には、音程やリズムが相当に厳しくても、口パクや「被せ」より、生歌の方がその人のありのままが出て、魅力的だと思うのですが、乃木坂運営は、そうは考えないようです。

もし、アイドルといえども、ステージで大きく音を外したりは出来ないと考えているのなら、歌い手に、もっとボイストレーニングを積ませるか、あるいは、歌える人だけに歌わせるしかないんだけど、それをやらないで、口パクや「被せ」に頼っているのが現状で、困ったもんです(笑)。

西野七瀬ソロの「ひとりよがり」は、色々なメンバーのオリジナリティ溢れるソロという、心躍る可能性と、ソロですら完全生歌ではないという、いつまで経っても改善されない問題点を、同時に見せられているような、そんなステージでした。


『乃木坂46SHOW!』は、紅白へ続く、乃木坂鍛錬の場所

ところで、「桜井キャプテンのお説教部屋」の最後に、「続きは次回の乃木坂46SHOW!で」と、ナレーションとテロップが出ていました。

成人式を、単発企画ではなく、ニュース風に取り上げ、今後も、乃木坂の最新情報を伝えていくような雰囲気があったことと併せて考えると、『乃木坂46SHOW!』がレギュラー化される可能性があります。

また、今回初めて、コーナーとコーナーの合間に、メンバーが二人ずつ登場、視聴者に向かって「46SHOW!」と言うインターミッションVTR を入れていて、松井玲奈と生駒里奈、深川麻衣と秋元真夏、星野みなみと斎藤ちはるの3組分が流れました。

このランダムな組み合わせを見ると、他の組をたくさん撮り溜めている雰囲気が濃厚で、今後の『乃木坂46SHOW!』で使うつもりなのかもしれません。


そうなると、成人式で桜井玲香が、今年のグループの目標は「年末に紅白に出る!」と叫んだのは、大きな意味を持ってきます。

紅白の選考で重視されると言われる、NHKへの「貢献度」とは、どれだけNHKの番組に出ているかということで、とどの詰まり、NHKが乃木坂をどれだけ使ってくれるかの「起用度」次第です(笑)。

『乃木坂46SHOW!』がレギュラー化されるのであれば、それはNHKが乃木坂の「起用度」を高めようとしているサインかもしれない。

そんな中で、キャプテンが、年の初めから、紅白出場を狙うと宣言するのは、乃木坂側と番組側の一致した意気込み表明と見ることも出来ます。

今年こそ、紅白出場を果たして欲しいと思ってくれるスタッフがNHKにいるとすれば、それは心強い話で、乃木坂は効果的なアプローチをしていることになります。


乃木坂では、生田絵梨花が実力と人気を兼ね備えた、傑出したスターになりつつあって、彼女は、これから、今以上に、グループの音楽性を牽引する原動力になっていくでしょう。

しかし、いくちゃんのソロステージがどんなに素晴らしくとも、乃木坂全体のパフォーマンスをレベルアップするのは、また別の問題です。

歌えるメンバー、踊れるメンバーの才能を、もっと積極的に伸ばして、スキルに裏打ちされた複数のスターを誕生させることでしか、グループとしての向上は達成出来ません。

そして、グループ全体が力を付けることこそ、乃木坂が次のステップへ進める、唯一の手段だと思います。

『乃木坂46SHOW!』は、歌、ダンス、演技、トークと、あらゆる面で、乃木坂を鍛えてくれる場所になっています。

スタッフが優秀なのだと思いますが、おそらく、今後も続くだろうこの番組に、メンバーはしっかり取り組んで、スキルを伸ばす切っ掛けにして欲しい、そう願っています。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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