「コンパートメント No.6」 ユホ クオスマネン監督
フィンランド、ロシア、エストニア、ドイツ合作 ✗✗✗
フィンランド出身の監督が同国のロサ リクソムの小説を基に映画化しました。
1990年、考古学を学ぶフィンランドからの留学生ラウラ(セイディ ハーラ)はペトログリフと呼ばれる岩絵を見るため世界最北端の駅があるムルマンスクまでモスクワから寝台車で出かけます。同室の男リョーハ(ユーリー ボリソフ)はいきなり酒を飲み始め私的なことも遠慮なく質問されラウラはうんざりです。不器用なリョーハと数日(ロシアの鉄道は時間がかかる!)過ごすうちに良いところにも気づき、彼のおかげで目的の岩絵を見られたのでした。
全く見ず知らずの二人が小さな問題を解決していくことでお互いを理解しあえるという物語です。2019年の作品なのですが本来ならばロシアとフィンランドは中がいいはずなのに厳しい現実が悲しくなります。リョーハ役の俳優がプーチンに似ています。ロシアではよくいるタイプかな。
タバコは、ふたりともほとんどの場面で吸っている、と思えるほど室内でも車内でも度々喫煙していました。1990年代のロシアらしい?