「リベンジgirl」 三木康一郎監督 ◯ ☆
東大主席卒、容姿端麗、非の打ち所がないと自惚れていた宝石美輝(桐谷美玲)が恋人と思っていた斎藤裕雅(清原翔)からふられたことがきっかけとなり、「総理大臣になってやる。」と選挙に出馬する経緯を描いたラブコメディです。
ミスキャンパスグランプリに選ばれた美輝はふてぶてしい挨拶をし、会場から顰蹙を買いますがそのときに助けてくれた有名政治家の孫である裕雅に恋をします。卒業後ブルガリに入社し前途洋々でしたが、裕雅に他にも女がいることがわかり決別します。悔しさのあまり、裕雅が立候補する選挙区に対抗馬として立候補し、見返そうとします。そこで、有名な選挙参謀事務所を訪れ応援を頼むのでした。
自分のことしか考えていない美輝が参謀の如月(斉藤由貴)や秘書の門脇(鈴木雅之)、そしてかつて馬鹿にしていた後輩たちのおかげで少しずつおとなになっていくのでした。
自信過剰女子が思いやりのある人間的な女性に成長する物語です。選挙というあまり馴染みのない題材を扱ったことでやんわりと政治家批判も織り込まれました。また、SNSが選挙のゆくえに影響する功罪についても警鐘を鳴らしています。とりあえず、こうした映画をきっかけに投票率が少しでも上がるといいですね。その心意気に(☆)今日はクリスマスだしプレゼントです。
タバコは、なし。無煙です。