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「Arc アーク」 石川慶監督 ✗✗

2021-07-07 | 2021映画評


「Arc アーク」 石川慶監督 ✗✗

 ケン リュウ原作の近未来が舞台のSF短編小説を映画化しました。
 リナ(芳根京子)は17歳で出産し、子どもを産院に置いて逃げ出します。その後ボディワークスという遺体を保存する会社のエマ(寺島しのぶ)にスカウトされ数年後にはエマの後継者となります。一方エマの弟天音(岡田将生)は不老不死の薬剤の研究をしていました。天音と結婚したリナはその処置を受けます。数年後には人類のほとんどがその処置を受け不老不死となるのですが、一方反対する人々もいて人類は二分化されるのでした。

 昔から不老不死は人類の憧れでもあり恐れでもあります。当分の間は現実的ではありませんが「ガンの特効薬」とか「アルツハイマー病の治療薬」とか高額医療はその前触れかもしれません。「生」と「死」それぞれの意味をもう一度考えさせる作品です。アークは環の意です。
 倍賞千恵子がラストにちょっと登場しましたがやはり存在感はダントツでした。
 なお、コロナで仕事がなくなっているパフォーマーの皆さんには仕事ができて良かったのではないでしょうか。現実的に生活していかなければならない人々に貢献した作品です。

 タバコは、小林薫が数回喫煙しました。(✗)「動物に危害を加えていません。」といういつものテロップがでましたが、つまり小林はカメ(メロス役)以下ってことなのかな。(✗)



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