JRAで投資実験

旧ブログ(かえるてつのへや)を競馬予想専門にころもがえ

脱線報道と嫌煙運動の根は同じ…

2005年05月06日 22時52分32秒 | 社会
さっきまで報道ステーションを見ていました。

JR西日本の社員が事故発生後にボウリングやゴルフ、海外旅行に送別会をやっていたのはモラルが足りないからだという論調でした。

社員たちがそういう行動をとったことの是非は別にして、報道ステーションだけでなく、新聞を含めたマスコミの姿勢には大きな疑問符がつきます。

どうみても、今のマスコミ報道はJRを叩くことを目的としているだけのようにしか見えない。

本来ならば、JR西日本という会社の体質を明らかにすることで、このような事故を再発させないように監視していくのがマスコミの使命のひとつなのだろうけれど、こんな問題を一つ一つ取り上げて事細かに説明して、「モラルが欠如してますねえ」といわれても、JRの抱えているであろう会社の体質を明らかにしたとはいえない。この報道の目的がJRを叩くことにしか見えない。

物事の本質をとらえようともせず、標的を見つけて、それを意味不明の正義という名目で叩くことで自らの満足感を得ている嫌煙運動家と何一つ変わりない。

浅はかな情報を撒き散らすだけの報道(特に朝日系には目立つ)が氾濫し、それを許す(というか一緒に喜んでいる)現代日本の思考力不足を憂慮する。

本質に迫る取材ができるマスコミはこの日本には存在しないのだろうか…