kaeruのつぶやき

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『資本論』目から鱗 1「賃金か賃銀か」

2017-04-19 23:42:59 | kaeruの『資本論』

雑誌「経済」のバックナンバーを拾い読みしていましたら、2008年5月号の大特集「マルクスの経済学のすすめ」に「目から鱗が落ちる」20の事例(友寄英隆氏・当時「しんぶん赤旗」論説委員、寄稿)がありました。

以下はその19事例目です。

「賃金」を、なぜ「賃銀」と表記するか、その理由

もう一つ、その第2例目は、

「自分の頭で考えろ」とマルクスが言っていること

最初に、第2例目です。

【『資本論』の学習会の講師をやりながら、絶えず強調してきたことは、解説書などを読むまえに、まず自分の頭で徹底的に考えるということでした。

何回目かのとき、それまであまり気がついていなかったマルクスの次の文章が目に飛び込んできて、改めて、我が意を得たりと思ったものです。

「それゆえ、価値形態にかんする部分を別にすれば、本書を難解だと言って非難することはできないであろう。もちろん私は、新たなものを学ぼうとし、したがってまた自分自身で考えようとする読者を想定している

この文章の「価値形態は難解だ」というところはだれでも知っていますが、その直後に、マルクスがこんなに大事なことを言っているとは、案外見逃している人が多いのです。】*アンダーラインは友寄氏

さて、第19例の「賃金と賃銀」については、「まず、自分の頭で考える」でいきましょう、友寄氏の回答は明日に。

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4 コメント

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こりゃ大変だね。 (kaeru)
2017-04-20 19:41:48
なんとなくこんなタイトルで返信です。

何が大変だ、というと共産党のこと、
誰々ということでなく、マルクス以前に
も原始共産党というか空想的共産主義と
いうか、いたでしょう。
まあ理想論の範囲を出ない話であっても
それを信じていた人にとっては信念だっ
たでしょうから、命をかけてという場面
もあったでしょう。

それは宗教でも科学の分野でも、あるい
は封建社会での忠義物語にも見られるこ
とです。でもそういう物語とは違うので
す、という声が私のなかから聞こえてく
るのです、その違いをハッキリさせねば
という思いが『資本論』に向けさせてい
る、そんな気もします。
まあ、ボツボツやっていきましょう。
なるほどねえ (chidori)
2017-04-20 16:40:33
わかるような気がします。

私の尊敬していた小学校の先生 10人いれ

ば10人褒めていました。

あの先生は共産党でなければねえ。

でも実際はその頃はそうではなかった。

恐れ多くて入れない。というのが言い分

だったと聞きました。

でものちにたくさんの仲間に説得されて・・

ちょっと違うたとえでしたかねえ。

みんながいい人というのは、実は共産党

の考え方のことだったのに、言っている

人は気が付いてないのですね。


自分の頭か? (kaeru)
2017-04-20 13:21:38
60数年前に弟に「自分の頭で考えろ」な
どといったかどうかは忘れてますが、そ
の頃新橋のブリキ屋の親父さんの言葉は
憶えています。

業界組合と青色申告会の幹部で民商の役
員もやっていた人が「人の首から下は共
産党だが、頭は自民党なんだ」と。

テレビや周りの言うことで頭を一杯にし
ているから自分のほとんどを占める体の
言うが聴こえてこない、というようなこ
とでした。

自分の頭で考えるとは自分の体=自分の生
活実態で考える、ということでもあります。
自分の頭で考えろ! (kaeru の実弟)
2017-04-20 00:40:32
この言葉は、60数年前に宿題の答えを求める愚弟に帰ってきた言葉ですね!今、悩める大衆は判り安い言葉を求めています?

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