ピンポ~ン!
昼寝でもしようかなという時間だった。
宅急便だと思ってドアを開けた。
「はじめまして!」
銀行員のような人がいた。
なんだ、宅急便ではないのか・・・
「いつもお話を真摯に聞いていただいているとうかがっております」
ああ、あのおばちゃんの知り合いの宣教師か・・・
「何かお困りなことはありませんか?」
あると言えばあるし、ないと言えばないし・・・
「今、地球がタイヘンですね!」
そのようです・・・
「神さまの存在は信じておられますか?」
墓参りを欠かしたことはありません・・・
「宗教は球体のようなものです!」
えっ?
「どこからでもアプローチができて、奥が深い!」
なるほど・・・
ふとお月さまのことが頭に浮かんだ・・・
でも~あの~月は球体でいつも同じ面しか見せていない。
裏を見るにはそうとうにタイヘンだ。
カネもかかるし、体力もいるし、物理的に・・・第一、そんなチャンスがなくて・・・
でも、みんな、月を眺めるのは好きですが・・・
「おもしろいたとえですね!」
宣教師はちょっとぽかんとした顔をしていた。
「またおうかがいします」
もうけっこうです・・・
信じることはカンタンだ。
信じることは楽なんだ。
信じることは正しいことだと思っている。
だから、みんな信じたがるのだ。
選ばれたいと思っている。
だけど、そこが一番、危険なのだよ!
昼寝でもしようかなという時間だった。
宅急便だと思ってドアを開けた。
「はじめまして!」
銀行員のような人がいた。
なんだ、宅急便ではないのか・・・
「いつもお話を真摯に聞いていただいているとうかがっております」
ああ、あのおばちゃんの知り合いの宣教師か・・・
「何かお困りなことはありませんか?」
あると言えばあるし、ないと言えばないし・・・
「今、地球がタイヘンですね!」
そのようです・・・
「神さまの存在は信じておられますか?」
墓参りを欠かしたことはありません・・・
「宗教は球体のようなものです!」
えっ?
「どこからでもアプローチができて、奥が深い!」
なるほど・・・
ふとお月さまのことが頭に浮かんだ・・・
でも~あの~月は球体でいつも同じ面しか見せていない。
裏を見るにはそうとうにタイヘンだ。
カネもかかるし、体力もいるし、物理的に・・・第一、そんなチャンスがなくて・・・
でも、みんな、月を眺めるのは好きですが・・・
「おもしろいたとえですね!」
宣教師はちょっとぽかんとした顔をしていた。
「またおうかがいします」
もうけっこうです・・・
信じることはカンタンだ。
信じることは楽なんだ。
信じることは正しいことだと思っている。
だから、みんな信じたがるのだ。
選ばれたいと思っている。
だけど、そこが一番、危険なのだよ!