医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

四角い四国

2019-06-07 06:21:05 | 薬局

気にしても仕方がないけど。

 

国会って何をするところと聞かれたら何と答えられるだろうか。

犯人捜しをする「場」だろうか。

ともかく審議が進まない。

問題の先延ばしは問題がでかくなるだけじゃないだろうか。

 

我々に関係する医薬品医療機器等法(薬機法)の改正案が5日に審議に入ったらしい。

しかし、期限切れになりそうだ。

どうでもいいことなら改正などしなくてもいい。

現状からするとお蔵入りする可能性が高くなっている。

仮に衆議院を通過しても参議院までたどり着く日程には限度がある。

衆議院で止まると継続審議となり、秋の臨時国会に回される。

それすらどうなるのかわからない。

さらに、次期国会までに衆議院が解散すると法案は廃案となる。

その衆議院も解散しそうな気配がある。

勝手にしろ!

 

経済産業省は毎月の速報として商業動態統計を発表している。

これによるとドラッグストアの調剤医薬品の販売額が、前年同月比で10%以上の伸びを示している。

直近の4月では13.8%増である。

この数値はただものではない。

大手調剤チェーンでも足元にも及ばない。

何だか底知れない恐ろしさを感じる。

 

気が付くと6月に入っていた。

そろそろ「経済財政運営と改革の基本方針2019」が発表される。

ご存じのように「骨太の方針」である。

ここに書かれた内容が2020年度の予算編成に大きく関与する。

来年は診療報酬改定があり、その中でも「患者本位の医薬分業を目指す」との方針から、調剤報酬はかなり大幅に適正化されそうだ。

この「骨太の方針」から、急がなければならないことが見えてくる。

正直なところ、既に見えてはいるが「骨太の方針」が出ると説得力が増す。

まことしやかにささやかれる「薬局が半分になる」が見えるのか。

 

これだけ凄いことが目白押しなのに、比較的周りは静かだ。

今日の高知で四国巡礼セミナーも終了する。

厳しい現状がどこまで伝わったのか疑問である。

情報は急に聞いても消化不良になる。

日頃の積み重ねが大事じゃないだろうか。

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (次回改正も心配な薬剤師)
2019-06-07 06:35:38
駒形先生、おはようございます。
本当に暢気に構えていますね。
今までは「何とかなる」でしたが「何とかする」でないと生き残れないと思います。
自慢にも (駒形和哉)
2019-06-12 03:59:03
セミナーで話していた内容が6/11の日経新聞の記事になりました。

自慢にもなりませんが。

遅くなりました!

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