医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

棟梁薬剤師

2019-05-27 05:27:50 | 薬局

どこに隠れてしまったのか。

 

医薬品医療機器等法(薬機法)の改正が見えなくなった。

今国会で審議され決定する予定だったが、どうも先送りにされているようだ。

国会って何をする場なのか。

先延ばししていい内容なら、今までの議論は無駄だったことになる。

 

ブログにも書いたが土曜日は3時間の社内研修だった。

予想通り時間が足りなく、9グループあったが話し合ってもらった内容の発表は3グループだけとなってしまった。

なかなか中身の濃い内容を発表してもらい、もうひと掘りしたいところだったが時間切れだ。

何と言っても、研修の後は懇親会が待っている。

私の研修はピッタリ時間通りに終わらせるのが信条である。

 

そこで気が付いたのが、意外に現場は薬機法の改定も、薬剤師以外の調剤業務に関する内容も、うっすらとは知っているが詳しくは知らないし、理解も浅い。

仕方がないと言えば仕方がない。

職能団体である日本薬剤師会ですら、地区別の議論や対応について話し合いがもたれたとは聞いていない。

ただ、日本保険薬局協会は経営者や幹部職員が研修を受けたり、その研修から独自に準備が始まっている。

私も6月と7月には大手調剤チェーンから研修を依頼されている。

人数が多いいので4回に分けて、しかも朝から夕方までの終日研修である。

老骨に鞭打ちつつ頑張る。

 

経営者は1度の研修で満足するかもしれない。

普段業務をしている薬剤師にとって、1回聞いただけで理解できるほど予備知識も情報もない。

今回の薬機法に関連する服薬期間中のフォローや機能区分、薬剤師以外の調剤業務、オンライン服薬指導などは薬局や薬剤師のあり方を変える分岐点である。

ここをしっかりと理解しておかないと時代に取り残される。

 

研修の最後に私が参加者に伝えたのは、1つは「薬剤師の働き方改革」が始まるってことである。

何と言っても薬剤師から調剤業務がなくなりつつある。

まさに「対物業務」から「対人業務」への頭の切り替えである。

そして、もう1つは「チーム薬局」のあり方が問われている。

薬剤師個人の“すご技”ありきではなく、事務職も含めた薬局チームとしてどう動くのか。

どう動かせるのかが問われてくる。

 

大工の棟梁が自ら作業をしていたら家など出来ない。

全体を見ながら人をいかに効率的に動かせるかがいい仕事に結び付く。

そんな「チーム薬局」に仕立てていくのが“出来る薬剤師”じゃないだろうか。

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2 コメント

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Unknown (次回改正も心配な薬剤師)
2019-05-27 06:47:19
駒形先生、おはようございます。
薬機法の改正が延期になっても対応は早めにしておこうと思います。
服薬後のフォロー、電話では現実的ではないですよね。
LINE@が使えそうと思うのですが、法律的には問題あるのでしょうか?
問題は・・・ (駒形和哉)
2019-05-27 08:20:22
対象者の多くは高齢者じゃないでしょうか。
ライン@いけますか?
10年先になると確実にラインなどの手段が有効かと思います。

ライン@でもいいと思います。
在宅の報告書はメールでもよかったと思います。
であるなら患者とのやり取りも大丈夫な気がします。

この辺の議論をもっと職能団体が取り上げなきゃダメですね。
自分たちの問題ですから。

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