テレビを見ていて思った。
今回の西日本を襲った豪雨でお亡くなりになられた方がたのご冥福をお祈りするとともに、深い悲しみにある皆さまに衷心よりお悔やみを申し上げます。
また、被災された方がたにお見舞い申し上げ、一日も早い復興を衷心より祈念いたします。
たまたま仕事の関係で私は大阪にいた。
大阪市内は激しい雨ではあったが、傘で対応できる程度たった。
まさか、その周辺で凄まじい事態に陥っているとは思えなかった。
そして、日曜日には前日までの雨が嘘のように猛暑が襲った。
被災地の皆様のお気持ちが推し量られる。
そんな状況をテレビで見ていて、たまたま高齢者が「薬がなくて困っている」「処方箋がないので薬がもらえない」と映し出された。
そこで思ったのが、こんな時に処方箋代わりになりえるのは何なのかであった。
処方箋代わりと言えば、やはりお薬手帳か薬剤情報提供文書(薬情)くらいしかない。
最も有効なのが全てのお薬の情報が詰まったお薬手帳となる。
そのお薬手帳の使い勝手の是非が、こんな時こそ検証する必要性を感じる。
国は電子版お薬手帳を推奨している。
本当に、この場に及んで電子版お薬手帳が有効に機能するのだろうか。
スマホは全てではないが水に弱いのではないだろうか。
充電機能が劣るため長時間使用に耐えられない。
それでなくても安否確認で連絡し合っている。
今だに多くを占める薬局には電子版お薬手帳の受け入れ体制が出来ていない。
機種によって互換性が乏しいと思われる。
これで本当に、いざ出陣となるのだろうか。
もちろん上記の内容はあくまでも私の乏しいIT知識からのものなので、今はかなり進化しているのかもしれない。
紙のお薬手帳ならどうだろうか。
多少の水に浸されても乾かせば判読可能になる。
もちろん流されちゃうと使えない。
どちらにしても今回の豪雨から予測可能な状況を、薬の提供から検証すべきではないかと考える。
薬剤師が薬剤師らしく活躍できるために、どんな調査で、どんな方法がいいのかを提案して欲しい。
するべきかもしれない。
それが薬剤師に与えられた使命のひつとだと思うから。
ある種の手帳はスマホorカードリーダーが無いと読み取れないのに、スマホ利用なし・カードリーダー置いてない!どうしようもない。カードだけ持ってこられても・・・。
地域の医療ネットワークを利用する方向にもって行きたいのですが、、、ハードルが高いですね。
それぞれの企業が、それぞれの機種で対応していると、後々の統合に支障をきたすと思います。
そんなことを提案していくのが職能組織団体じゃないでしょうか。
皆さんの声を響かせたいですね。
現状ほとんどがクラウド型システムだと思いますので情報の保全は問題ないと思います。
医療ICTはもう2周目に入っていて、失敗したシステム、地域の立て直しと、見込みのあるシステムをどうやって統一化していくか、標準化していくか、連結していくか、の議論でしょ?
ITに疎いからなんて何の言い訳にもなりませんよ。駒形先生はコンサルタントですよね?
地域包括ケアに最重要なシステムですよ。よく勉強なさって下さい。
そして、今の私には限界があります。
個々の企業への提案や改善はできてもICTのような国家戦略にまでは届きません。
このブログを見て何かを感じたみなさんが組織を動かし変革を促すことが大切じゃないでしょうか。
逃げるつもりはありませんが、それだけの力はありません。
私はどこの組織にも所属もしていません。