医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ベンリー薬局

2020-09-24 04:28:52 | 薬局

勘違いが起きそうなくらいオンライン診療の記事が掲載されている。

 

昨日読んだ新聞の記事に「男性は10年以上、自宅近くの病院を受診し、薬で治療を続けてきた。だが、新型コロナに感染するのを恐れ、オンライン診療が出来るところを探した」から始まっている。

長年通っていた医療機関であっても新型コロナには勝てない。

感染を恐れて医療機関を変えてしまう。

「話しやすく、便利で助かっている」らしい。

私も血圧の薬をもらっているが、はっきり言って医療機関へ受診は面倒である。

出来ればオンライン診療に切り替えて欲しいが、医師に相談すると「うちはやっていない」と一蹴された。

私には医療機関を変える勇気はない。

 

もちろん記事には「9月からは、時限措置とは別に、薬剤師による服薬指導も、全国的にオンラインでできるようになった」と追記されている。

日本薬剤師会の副会長のコメントとして、服薬指導は対面が基本と指摘して「薬を理解しているか、相手の表情や反応でわかることがある。わかりづらいこともあると思う」とある。

わかるんだかわからないのかよくわからないコメントである。

オンライン服薬指導に対して推奨するのか反対なのか見えない。

これは私の偏見であるが、薬剤師会が反対する方向に世の中は動くような気がする。

裏を返すと反対の方向に活路を見出す必要があるのかもしれない。

 

今回のシルバーウィークにおける“GoToトラベルキャンペーン”は比較的若者が多く利用したような気がする。

私も含めて高齢者には申し込みの方法がわからない。

行こうと思った時にはすでに満室状態で手遅れ。

実は、高齢者にとって人ごみは恐怖でしかないような気がする。

3密“は最もデンジャラスゾーンである。

 

同じように医療機関での待合時間は最も気になるデンジャラスタイムである。

出来れば避けたい気持ちでいっぱいである。

そんな時に最も新聞をよく読む高齢者が、オンライン診療やオンライン服薬指導の存在を理解すると動き出すのではないだろうか。

現首相もオンライン医療に関しては推奨している。

関係省庁に普及を急がせている。

 

ある薬局ではオンライン服薬指導のために、処方薬の受け取りを24時間の専用ロッカーの設置で対応を始めている。

依頼すると送っても貰えるだろうが、忙しい世代にとって自宅で届くのを待つのが面倒になる。

仕事帰りにでも立ち寄れて受け取れる仕組みはありがたい。

 

世の中は便利な方に流れていく。

あなたの薬局ではどんな便利が提供できるだろうか。

 

この便利さが運命の分かれ道になりそうだ。

 

今から12年前に在宅専門の薬局を開局した。

その名は便利な”ベンリー薬局”だった。

在宅専門だったので”ホームラン薬局”にしようか迷ったけど便利な方がいいかなと。

 

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