医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

借金も財産

2019-08-05 04:21:18 | 薬局

気になる先送り。

 

嘘はここにも根付いている。

国の経営を任されているのは政府である。

現政権は長きに君臨しているが、きちんと現状の問題に取り組んでいるのだろうか。

何となく”後は知らない“と、いい訳ばかりのような気がする。

改革には痛みを伴うものじゃないだろうか。

 

国の運営は基本的には税収で賄われている。

その税収に見合う運用がされているかどうかを示す基準が、基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)だと思う。

家庭で言うところの給与に見合った使い方である。

節約すると貯金に回せる。

貯金があると何か不測の事態があっても対応が可能だ。

 

その入りと出るが国の場合は壊れている。

かつて「骨太の方針」(確か2015年だったような??)には2020年にはPBを黒字化にする時されていたはずだ。

それがたった3年の2018年には難しいとなり2025年までの5年間延長している。

にもかかわらず内閣府は、今年の7月31日に「高い経済成長が実現した場合でも黒字達成は2027年になる」と公表した。

高い経済成長が実現してもである。

はっきり言って、既に無理だと宣言したようなものである。

 

私は政治評論家ではないので詳しい事情は分からない。

ただ、このままの状態が続くとは思えない。

先ずは、国が抱える借金が凄いことになっている。

8月末には来年度予算の概算要求が出そろうと思うが、使うのは簡単であるが、お金を稼ぐのは大変である。

足りない分は国の借金となるが、既に今年の3月末で1,103兆3,543億円だそうだ。

もちろん、この借金には金利がかかる。

今回も税収などで足りない分として30数兆円ほどは国債と言う借金で賄うことになる。

返すのは20数兆円でしかない。

 

このプライマリーバランスを黒字化するには、最も大きな歳出を見直すことになる。

それが歳出の35%ほどを占める社会保障費となる。

社会保障費の年金制度には、例の2,000万円があり、手が付けられない。

そうなると2020年の改定に頼るしかなくなる。

 そろそろPBの黒字化を真剣に向き合わないと、泣くのは未来の高齢者かもしれない。

 

何となく自分たちの主張ばかりが優先される傾向が感じられる。

何が欲しい、何が足りないと言うのは簡単でいいが、その財源はどこからひねり出すのか。

消費税は本当に要らないのか。

バラまき政策の結果としてのツケが消費税かもしれない。

それなのに伸ばし伸ばしのツケが、今お尻に火がついている。

 

全ては「原因と結果の法則」である。

 

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2 コメント

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Unknown (駒形ファン)
2019-08-05 14:02:13
2027年にPB黒字を達成するため調剤報酬適正化は国策。

保険薬局界隈には薬価の抜本的改革、薬価差益のさらなる圧縮、0402通知、薬機法改正および高齢者の医療の確保に関する法律が関与しますよね。すでに何度も通達されていますが、健康サポート薬局もキーワードの1つ。そしてこの機能をもつ薬局は中学校区に1軒あれば良いとされています。
人口減少地域の場合は、経営戦略的には統合されるであろう2-3の中学校区の中心あたりに薬局を構えたいところです。生き残りはかなりのハードル。それゆえ、生き残れた薬局は重宝されそうです。門前に魂を引かれた濡れ手に札束対物オンリー黄金世代には理解できないかもしれません。薬機法改正後、義務化される仕事はこれまでにないものです。なんと責任が発生。そうこれが厚労省や政府の意味する「薬剤師への期待」です。これからは服薬後治療効果が出たかでなかったか、同じ薬効であれば安い薬に変えてはどうなのか?と提案し、その結果を報告する。多剤服用者の薬剤を1つでも削減し、悪影響がないか報告する。そんな時代なのです。投薬した後、しっかり飲めていなければ、アドヒアランスがダメなら、それは保険薬局薬剤師に責任が発生する可能性が高まっています。

駒形社長はタラレバで都合の悪い話を隠さない、つまり真実を告げる方です。柔らかに、優しく時期を測りながら。内容が内容だけにともすれば、ヒステリックな勢いで「全否定された!」なんて意見を他人に押し付ける人達に囲まれがちになります。優しさを台無しにして、はなしがまえに進まない非建設的なそれらの意見は箱舟に乗れない、乗れない人、乗る気のない人のものに駒形ファンには見えてしまいます。生き残れないのであれば21世紀の世界に合わない人とも言えますね。国が用意するのとは別の役割を探すことになります。

薬局業界全体にはビジネスチャンスがさらに広がります。しかし、一方で保険薬局業界は箱舟に乗らなければ、沈む未来が計画されています。国家財政破綻と天秤にかけられたからです。調剤報酬などたかだか2兆弱、他に減らすべきところがあるだろう!?そんな意見もありますが、国の判断とは真逆と言い切っていいですね。それとこれとは話は別。国と国民は医療にメリットがないとは言いませんが、医薬分業にはメリットを感じないと結論付けました。

時間を逆算しましょう。2020年の改定以降、調剤報酬の抜本的改革が始まると、累次にわたり適正化です。2022、2024、2026のあと3回しか2027年まで猶予がありません。大急ぎでやるしかないのです。声高らかに「対物から対人へ」。要は今までのコバンザメはサヨウナラ。中学校区に人も薬も面倒を見れる薬局がひとつあればいいに近づくわけです。頭を転換できない人は、他の消えていった仕事と同じ顛末となるでしょう。

国難です。ここで、国策に異を唱えて逆賊になると、しばらく上がり目がないどころか、お家取り壊しではないでしょうか?逆に厳しい道ですが国策に乗り、手柄を上げれば?これで初めて悲願である薬局薬剤師の地位向上と薬剤師の職能の周知が達成できるのではないでしょうか?

今度の国策は、医薬分業拡大時期とは違い、非常に厳しい道のり。やりたいと思ってすぐにできるものではない。そして時期を逸すると、つまりこれから数ヶ月以内に変革への準備をはじめないと、これまたおまんま食い上げ。嘘のような本当の話になろうとしています。

だけどね
チームコマに入り
コマの箱舟に乗船し、切磋琢磨できれば話は別。
新しい時代へ向かい、ボンボヤッジできるかもしれない。乗れただけでもすごいのに、それはスタートに過ぎないところにこの話の難しさがありますね。

仕事があるってありがたいですね。
明日も楽しみです。
ホッとしますね! (駒形和哉)
2019-08-06 04:12:28
いつも見識の深いコメントありがとうございます。
なかなか難しいですね。

でも、終わりの「仕事があるってありがたいですね」でホッとします。
本当に仕事があるってありがたいと実感しています。

前職を辞めて3年くらいは仕事がなく、毎日が不安との戦いで、さまよっていました。
今は、お陰様でそれなりに忙しくしております。
ただ、残念なことに、そろそろ賞味期限切れを感じています。
まだ使える内にご賞味ください。
期限が過ぎると、どんな害をもたらすかわかりません。

8日は「薬局経営研究会」で広島に伺います。
時間の経過は過去を忘れさせますが、忘れてはいけないことや思い出さなきゃならないことを自分なりに考えてしまいます。
人間って凄いですね。

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