医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

患者が優先

2020-02-13 06:15:02 | 薬局

薬剤師としての薬学的知見は軽いのか。

 

新設になった「吸入薬指導加算」「経管投薬支援料」「調剤後薬剤管理指導加算」の算定要件が難しい。

いずれも「患者若しくはその家族等から求めがあった場合であって、処方医に了解を得たとき又は保険医療機関の求めがあった場合に、患者の同意を得た上で」となっている。

ここに薬剤師の薬学的知見が入っていない。

患者若しくはその家族等が自ら求めるだろうか。

もし求めるとしたら薬剤師がかなり不安をあおった結果じゃないだろうか。

通常の服薬指導等では「何かわからないことがあったら連絡ください」で済む話である。

 

吸入薬などには製薬メーカーからの使用説明書が付いているはずである。

その他にオリジナルが必要だろうか。

製薬メーカーの使用説明書で構わないのか。

服薬指導時に「別途料金が発生しますが、練習用吸入器で説明しましょうか」と尋ねるのか。

さらに「保険医療機関に必要な情報を文書等により提供」とある。

どんな内容を提供したらいいのだろうか。

迷う。

 

胃瘻や腸瘻の患者に錠剤を飲んでもらうには無理がある。

薬は「簡易懸濁法」によって流し込むしかないような気がする。

それも薬が投薬された段階の服薬指導に行う。

やって当たり前のことに「別途料金が発生しますが、聞きますか」とは言えない。

 

糖尿病薬も調剤後の服用に関する服薬状況や副作用の有無は、医薬品医療機器等法(薬機法)に絡む薬剤師法で義務となっている。

まして患者から不安を訴えることも稀有じゃないだろうか。

 

どちらにしても、もっと薬剤師が必要と判断した場合が欲しい。

確かに患者負担が変わるので、患者の同意は必要かもしれないが、患者等の求めや保険医療機関からの下請けっぽいのは納得がいかない。

 

ちなみに「服用薬剤調整支援料2」も「患者若しくはその家族等の求めに応じて」が算定要件となっている。

患者から重複投薬等があるというのだろうか。

 

決まったことは、決まったこととして守らなきゃならない。

でも、患者のことを思うと、もっと薬剤師を信用して、薬のことは任せてほしいような気もする。

国は薬剤師の判断よりも「患者若しくはその家族等」や「保険医療機関」の意向を大事にするようだ。

 

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