医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

得になし

2015-06-28 05:29:01 | 薬局
残念だが…残念!

某広告代理店が今年の1月に「調剤薬局に求められることを自由にお書きください」との調査を行ったそうだ。
対象は40代から50代の200人で、「自身が利用されている調剤薬局に関して」となっている。
その結果は、何とも驚きしかない結果だが、何となく予想も出来た。
1位は「特になし」(35.5%)、2位が「早さ」(17%)、3位が「丁寧な説明」(11%)、4位が「何もしない」(6%)、5位が「ジェネリックの提案」と「正確さ」で4%だった。
この1位と4位は何だろうか。
でも、何となく現実かもしれない。
これでかかりつけや健康情報拠点になりうるのか。
健康情報拠点には、先ず、どんな情報が提供できるのか明確にしたい。
次に、その情報がしっかり提供できるように勉強などで知識を蓄えたい。
それから国民に向かってアピールすべきじゃないだろうか。
マスコミを使ってどんどんやっちゃう。
「特になし」や「何もしない」が上位に来るようじゃ情けない。
2位の「早さ」もいかがなものか。

ケアマネジャーに「薬剤師はどんな仕事をしていると思いますか」と問うと「薬を渡す人」と答える人が圧倒的に多い。
データとしてあるわけではないが、何人かに確認する限りでは、残念ながらそんな結果である。
これにはお互いの役割への不理解が大きいと思う。
例えば近所の人が薬剤師に「介護認定を受けたいのですが」と尋ねてきて、どれだけの薬剤師が的確に答えることができるだろうか。
要は、問い合わせに対してある程度の満足感があればいい。
さらに「訪問調査があるそうですが」と聞かれて答えられるだろうか。
「どんなサービスが受けられますか」、「デイサービスとデイケアは何が違いますか」、「ホームヘルプサービスは何をしてくれますか」、「ショートステイって…」と、どこまである程度の対応は可能だろうか。
ところで薬局の近くにある「居宅介護支援事業所」の所在などは把握できているか。
「地域包括支援センター」はどこにある…?
相手を知らずして自分の姿が見えるなんてありえない。

もっともっと薬剤師の役割や存在を世の中に知らしめる活動が欲しい。
健康情報拠点として国からの予算も付いているんだから。
総会とやらをやってるんだったら、そんなことも議題にあげて欲しいものだ。




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