医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

食い扶持

2019-08-19 05:58:20 | 薬局

ついに減り始めた。

 

人事院が行っている「2019年職種別民間給与実態調査」によると、薬剤師の平均給与が前年より9,636円減少して36万8,365円となった。

上記の平均給与は平均年齢が37歳である。

部下に薬剤師が2人以上を持つ薬局長クラス(平均年齢50.2歳)になると50万3,863円で、こちらも前年より4,739円の減少である。

毎年、人事院では公務員の給与と民間従業員の給与を比較するための資料を得る目的に行われている。

説明を読む限り賞与を含めた年間の平均給与として発表されているようだ。

そろそろ薬剤師バブルも終わりが見えてきたようだ。

 

確かに、当社が関与する会社でも薬剤師の雇用に変化を感じている。

東京都心部の会社の給与は驚くほど安い。

安い代わりに利便性が求められる。

自宅の近くとかが優先される。

その他に時短勤務なども多い。

 

地方に行くとある程度の金額的な要求はあるが、今は要求通り出せる薬局が少なくなっている。

今それなりの給与の薬剤師は安易な転職はしない方がいいかもしれない。

転職で給与が上がるなどの神話はなくなっている。

先ずは、実力のお試しから始まる。

となると高給への道は「実力」の有無となる。

その「実力」であるが、管理者としてのリーダーシップやマネジメント力、営業力などが求められる。

この他にも認定薬剤師の取得やかかりつけ薬剤師研修修了者があることは必要条件となる。

今の会社で費用負担してくれるなら早めに取得した方がいい。

 

これから求められる薬剤師像を少し描く必要を感じている。

薬機法が改正になると服薬期間中のフォーローが出来なければならない。

薬剤師以外のスタッフに対する調剤支援の指示が出来なければならない。

オンライン服薬指導などの新しい仕組みについても”浦島太郎”ではいけない。

薬局の機能区分による準備も考えられる柔軟さも必要になる。

地域包括ケアに向けて多職種連携に参加することも必須となる。

もちろん在宅業務は出来て当たり前だ。

その他にも処方元の医師との関係強化は営業力が求められる。

2020年は調剤報酬の改定があり、その算定要件を把握し算定の準備も怠ってはいけない。

各種算定には積極的に取り組む姿勢が求められる。

 

自分の食い扶持は自分で稼ぐ気持ちが大事になる。

ただし、薬局は自分だけでは動かない。

事務スタッフの分も稼ぐ。

店舗の家賃やリース代、電気ガス水道代などの維持費も稼ぐ。

 

と、当たり前のことが当たり前に求められる時代が近づいてきている。

 

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