これから本番が始まる。
「夏草や兵どもが夢の跡」は松尾芭蕉が、源義経をかばって戦った奥州藤原三代を表現した句である。
今回の選挙ではどんなツワモノが、どんな戦い方をしたのだろうか。
皆さんの期待をかけた候補者は◯でしたか。
選挙の結果は予想通り自民党が優位に勝った。
これにより6月に発表された「経済財政運営と改革の基本方針2019(骨太の方針)」が現実味を帯びてくる。
さて、日本薬剤師会が推薦した候補者はお見事に当選した。
参議院議員になって何をしてくれるのだろうか。
というよりも日本薬剤師会は何をして欲しいと考えているのだろうか。
そのやって欲しいことはきちんと伝わっているのだろうか。
私は薬剤師会の会員ではないので、薬剤師に何をもたらせてくれるのかは知らない。
前の参議院議員が何をしてくれていたのかも知らない。
政治が薬局経営を何とかしてくれるとは思わない。
薬局が生きていくための経営環境をつくるのが政治である。
その基本的な考え方は「骨太の方針」にまとめ上げられている。
「骨太の方針」は政権交代が無い限り継承されていく。
政権が交代されても官僚が変わらなければ大きくは変わらない。
大きな仕組みの中で動いている。
この動きを変えるには時間がかかる。
選挙前と選挙後に何が変わるのか。
選挙前にふたをしていた改革が芽をふきだしてくる。
来月には各省庁から来年度予算に関する概算要求が出てくる。
これを精査する基本的な考え方が「骨太の方針」となる。
そこには診療報酬改定とした項目があるが、そこに書かれているのは調剤報酬だけだ。
曖昧な表現が並ぶが「調剤料」だけははっきりと明記されている。
院内と院外の格差問題は、どこかで、何らかの考え方を示さなければならない。
中医協の場で避けて通れない問題である。
これに政治力が必要なのだろうか。
今回の選挙では自民党がますます力を持つ。
ある面ではパンドラのふたも開けかねない。
そこから何が出てくるのか。
日本医師会は10万1,000軒近い開業医が主体になった組織です。
そのほとんどが会社で言えば社長さんです。
日本薬剤師会は会社の社長さんというより、従業員が主体じゃないでしょうか。
うぅ~ん。
何とも言えないですね。
先生が職能団体の地方支部に来た時に最低◇◇万の票を集めて貰わないと、職能団体の代表として主張が出来ない。そう言われたそうです。
100万票位あるなら、無視できないんでしょうね。民主主義だから、票を持ってる人が発言力あって当然だと思います、当選すればそれで
良しとはいかない。
政治の世界は弱肉強食の非情な世界なんだなあ。と思って次第です。
そこを何とかしてくれるのが薬剤師の代表として国会議員になった人じゃないでしょうか。
大いに期待しましょう!
政治家に依存してれば、良くなるとも思ってません。
調剤料が下がるのは、避けられないと思います。
これまでの薬剤師の仕事に対する評価が低いのも、事実です。
院内は薬剤師を雇ってない。だから点数低くてもいいんでしょうけど、誰が処方監査するのか。そもそも任意の医薬分業自体が問題だと思います。
だれかが、その辺の声を大にして言って欲しい!!