医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ことだまし

2018-04-30 04:16:54 | 薬局
「思考は現実化する」は本当だ。

このブログでも何度か紹介した本にナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」がある。
自分が強く思い描くことが実現に向かって行くと言った内容だ。
私もそう信じて今がある。

私の関係先で昨年の目標が、5年後に1店舗売り上げを倍にすると掲げた会社がある。
この目標に強く惹かれている。
そして“売上を倍にする”と全社大会で社長自らも発表している。
1年目である昨年は店舗の拡大から始まった。
確かに、売り上げを倍にするには店舗も倍にする必要がある。
その結果は、店舗を拡大した店の売り上げだけが増えたそうだ。

セミナー等でこれからの処方箋単価は”広く、薄く“と表現している。
広くとはより多く、薄くとは薄利である。
この努力を怠ると消滅に向かう。
近くの薬局が消滅すると努力が報われ一気に増える。
増える時に器が小さいと増える要素があっても逃げる。
だから器が大事になる。
”風が吹けば桶屋が儲かる”みたいな話である。

目標を掲げることはより現実に近づく。
30数年前にあるドラッグストアの本社を訪問したことがある。
まだ北海道内に80店舗しかないが勢いがある会社だった。
訪問して感じたには何と言っても本社が狭い。
体を横にしないと机と机の間が歩けない。
本社は利益を生まないからだそうだ。
その会社には大きく「全国1,000店舗達成!」の横断幕が掲げられていた。
今80店舗しかないのに1,000店舗は無理だろう。
北海道にしかないローカルチェーンなのに全国もないだろう。
と思っていたら今では全国に2,000店舗に手が届く会社になっている。
店舗を増やすには自らが出店するばかりが手段ではない。
M&Aもあるってことを忘れていた。
そして「思考は現実化する」である。

先日、ある日本を代表する大手調剤チェーンが長期ビジョンを発表した。
それによると2030年には売り上げが1兆円だそうだ。
調剤薬局市場では10%獲得を目指す。
これも「思考が現実化する」を思わせる。
2030年と言うと、あと12年である。
現社長が70歳のようなので、次の後継者が引き継ぐと思われる。
と言うより、次の後継者が掲げた目標のはずである。
素晴らしい。
そんな後継者が欲しい。

先のドラッグストアもそうだが目標は大きく、行動は大胆かつ迅速が良い。
私は「言霊(ことだま)」を信じている。
「言霊」とは、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力だそうだ。

ささやかに“やってみなはれ”をささげたい。




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