医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

コンティニューパワー

2019-06-17 05:36:09 | 薬局

使い勝手がいいのか、悪いのか。

 

12日の中医協でオンライン服薬指導の話が出た。

それに伴い「電子版お薬手帳」の是非も話題に上がっている。

医師側から「患者が持参しても医療機関で書き写せなく、使い勝手が悪い」と苦言があった。

確かに、スマホの画面を患者から突きつけられても困る。

お薬手帳ならコピーがしやすい。

また、救急隊が駆けつけた時に電子版お薬手帳にはロックがかかっており、家族であっても画面がひらかない事態が予想される。

電子お薬手帳というよりスマホの画面である。

ちょっと話題になっているが「デジタル遺品」と同じである。

パソコンやスマホ、携帯には本人にしか知られたくない情報が満載である。

電子お薬手帳も知らず知らずのうちにデジタル遺品に含まれている。

中医協の議論には出てこなかったが、震災時の電源確保も大きな問題である。

知り合いとの安否確認をしているうちに電源が無くなる。

 

電子版お薬手帳には便利の反面、実用的ではない現状があるようだ。

これらに対し薬剤師側の返答は「十分認識している」としている。

では、どう対処を進めているのか。

その答えがなければ「十分認識している」とはならないように思うが…。

そして認識しているなら放置してるとなりそうだ。

また「医療機関での閲覧は改善したい」とも答えているが、その前に機種ごとの互換性をもっと高める必要があるように思う。

現状は会社ごとの囲い込みツールになっているように思う。

他社の情報をもらうにはかなり面倒なのではないだろうか。

 

国はなぜ電子版お薬手帳の普及に力を入れているのか分からない。

そして、電子版お薬手帳を開発したメーカーは、予想外も不調で苦戦しているとも聞こえてくる。

そこには見えない力が電子版お薬手帳の普及を促す圧力があるかもしれない。

 

先日、マイナンバーカードで服薬歴が見られるとの新聞報道があった。

これは「骨太の方針」2019年の素案にも出ている。

Society5.0の実現として、2021年3月からマイナンバーカードに、健康保険証の利用を本格的運用を進めるとしている。

さらに、2022年度中に概ね全ての療機関等での導入を目指すとなっている。

こうなると電子版お薬手帳はいらなくなる。

要るのか要らないのかはっきりさせて欲しい。

踊らされるだけなら現場は疲れてしまう。

中医協の場でもマイナンバーカードの利用も含めて議論が欲しいような気がする。

 

昨日はある薬局の「健康教室」に参加していた。

私も15分ほどお話をした。

今回は第2回目であるが、初回が3名、今回は11名の参加があった。

凄い!

継続は力になりつつある。

 

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