医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

安心感の流れを作る

2018-05-26 06:16:36 | 薬局
安心じゃないだろうか。

「かかりつけ薬剤師指導料」の算定に二の足を踏む薬剤師が多い。
なぜだろうか。
”かかりつけ薬剤師”とは何をしてくれるのかを説明して、「要らない」と言われたら「そうですか」で終わる話じゃないか。
よくあるのは「今までと同じサービスをして患者負担だけ増えるのには抵抗がある」などと言い訳をするが、私に言わせると、単に自信がないのと面倒だからやらないんじゃないかと思う。

自信がないのは患者から何か聞かれた時の知識不足もあるかもしれない。
患者は予想もつかない突拍子もないことに疑問を持つものだ。
さらに、患者が本当に聞きたい”治る服薬指導“にも自信がないかもしれない。
例にいつも出すが「塩分控えめの具体的な方法」や「カロリー控えめのカロリーって?」などを、医療に素人の患者に分かりやすく説明できるだろうか。
セミナーではいろいろな薬剤師に尋ねるが分かりやすく答えた人は少ない。

面倒なのは薬歴に何を書いたらいいのか分からない。
服薬指導に時間がかかる。
24時間などとんでもない。
って感じじゃないだろうか。
でも、どうだろうか。
面倒なことだから価値がある。
ただ薬を渡すだけなら薬剤師でなくても出来そうだ。
薬剤師はパチンコの景品交換所の人ではない。

私的には「かかりつけ薬剤師指導料」は薬剤師の職能発揮だと考えている。
社会に認められるチャンスじゃないか。
今は、「薬を渡す人」とか「薬を調合する人」と思われていないだろうか。
本当は「薬のことは何でも相談できる頼もしい人」のはずだ。

先々週の土曜・日曜日と研修を行ってきた。
その会社から研修参加者からのアンケートが送られてきた。
あえてダメ出しの内容を省いてくれたのか、やりがいを感じさせる感想が並んでいた。
ご紹介したいが「うそ臭い」と言われると腹が立つのでやめておく。
ちょっとしたことでやる気になるものだ。

服薬指導時に「かかりつけ薬剤師指導料」について説明に時間が取られるなんて言い訳も聞きたくない。
「かかりつけ薬剤師指導料」に関する説明は薬剤師でなきゃダメとはどこにも書いていない。
処方箋を受け付けた段階で、事務職が必要性を説明しればいい。
必要性を感じてくれた患者のお薬手帳に「興味あり」の印として付箋を貼る。
薬剤師は投薬カウンターで付箋を見つけたら「先ほど説明があったと思いますが…」となり、「ここにあるようなことで困ったことはありませんか」と、新しいフォーマットの≪かかりつけ薬剤師に希望すること≫を探る。
それを≪薬学的観点から必要と判断した理由≫に結び付けると同意書は出来上がる。
「それでは私がかかりつけ薬剤師として対応させていただきます」で完了。

どうかな?
患者は安心だと思うけど。

水曜日からいつもの「薬局経営研究会」があり、大阪、広島、博多と移動してきた。
参加者の皆さんは積極的で色々な質問が出てくる。
ここに参加している人は大丈夫と根拠のない安心感を感じている。

安心感、安心感!
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