医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ヨレヨレ自慢

2017-07-31 06:11:22 | 薬局
少し火がついてきたような。

ありがたい事であるが社内研修の依頼が増えている。
来年の調剤報酬改定に絡めた管理職研修である。
先日、読んだ時代小説に「国を守るのは城ではなく人である」とあった。
なかなかの名言だと記憶に留めていた。
確かに、厳しい時代を生き抜いていく会社には良い人材がいるような気がする。
そして良い人材は、やはり社長の背中を見ているようにも思う。

経営資源は一般的に「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」などと言う。
この中で「ヒト」の育成が一番難しく、時間もお金もかかるような気がする。
外部からの登用もあるが、期待ほどではない事が多い。

ある会社では日曜日の朝から夕方までの約6時間、経営に関する研修を自主参加で募集した。
すると30名を超える参加者があったそうだ。
急遽、会場を大きなホテルに替えている。
この研修は3回も行われる。
けして大企業ではない。

また、ある会社から来ているオーダーは9月から毎月1回の管理職向け研修で6から10回開催の要望もある。
さらに12月の2週連続での企画も舞い込んでいる。
両方とも関西方面である。
九州の医薬品卸の企画で8月から6回シリーズの管理職研修も日曜日に4時間だが、こちらも30数名が参加予定となっている。
やっと「ヒト」の重要性に気づいてきたようだ。

私は何時間であろうと基本的に立ったままお話をさせていただく。
さすがに6時間は厳しい。
終わった後の歩行はヨレヨレになる。
階段などは転げ落ちそうになる。
でも、その方が魂みたいなものが伝わると自分なりにはこだわっている。

内容は、薬局・薬剤師が置かれている現状認識から始めて、何をなすべきかをグループにて考えてもらう。
グループディスカッションは各自が持っている知識やアイデアがより具体化され、他者からの意見に気づかされる効果がある。
また、経営者や管理者が心得ておく"ヒトを動かすコツ"なども"駒形流人たらし術"なども伝授する。
これが意外に役に立つ。
決算書などの財務諸表の見方などもわかり易く解説する。
経営者には必須である。
さらに、これから重要になる"患者集め"のマーケティングの理論も私の得意とする範疇である。
何と言っても中小企業診断士の得意技だ。

これからの薬局経営には医療の仕組みや診療報酬も関係する。
そして地域連携から介護保険に関する知識も必須である。
この両方に関わってきた経験が生きる。
経験と言うと10年間実際に社長だったのが、他との差別化になっている。

と、何となくネタ切れがばれている。








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7 コメント

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真理的ズレ (駒形ファン)
2017-07-31 11:14:04
火がつかなきゃですね。
自発的に生き残りに向かって行動できないものは、他者からその能力を授けてもらわなければなりません。人間社会は他人ができない仕事に対し、その能力を買ってもらうことでお金が発生しますよね。駒形社長を選ぶ方は継続的な企業経営を望み、そして目指す方々です。従業員の方は安心ですね。先を考える=倒産やM&Aされたくないというわけですから、従業員のことも間接的に考えてくれているでしょう。

そうなると、気になるのが、調剤バブルが終われば、企業を手放すことになんの躊躇も無い連中です。少なくないように感じます。業界に良からぬ影響をもたらすリスクが高まっています。
儲かる儲からないで、経営判断をすることは、ある意味正しいです。しかし、保険調剤薬局にの収入源は公的資金ってことを決して忘れてはいけないでしょう。税金投入された場合、国民に様々な利益が還元されなければなりません。例えば、公共工事で川に橋がかかれば、陸の孤島に住む住人の生活は改善されます。それでは政治的な意味が濃厚であった医薬分業以来、保険薬局は何を改善してきたのか?投入された税金に対してなにを還元したのか。そこが業界のアピールポイントだったはず。そして、国や国民から期待された仕事があったはず。しかし、昨今の情報によると「薬局は期待された仕事をしていない。」とされました。財務省が言うのですが、医療費適正化に貢献できていないという側面が多分にあるでしょう。誘導された医薬分業で、突然現れた利権を手にして、濡れ手で粟をつかんだ時、業界の先々を、あるいは自分の企業のことを、そして国民への還元を考え努力すべきでした。世間が不況の折、儲けすぎと揶揄されりほどハシャギすぎたのはマズかったです。社会は、生き残りをかけた生存競争で、まさに戦場。戦場でハシャイでしまっては「狙い撃ち」されたのも納得です。東大を出た日本の宝と言うべき頭脳の持ち主が官僚で、彼らは国家国民のために日々働いてくれています。その彼らが医薬分業で我を忘れ、世間とズレた薬剤師、薬局経営者達のことをどう感じたか。財政難で国民生活の先行きが厳しい状況で。

それでは、どうすれば良いか?
駒形社長は度々、薬剤師あるいは調剤薬局の世間との感覚のズレをご指摘なさっています。
そう、まさにこのズレを世間に合わせていけば、活路を見出せる可能性があるという駒形社長のご意見に駒形ファンも社長に同意です。

そのズレですが、労働者として税金が投入されていない一般企業のサラリーマンとのズレを解消すべきでしょう。これは簡単ではないでしょうね。
薬局薬剤師がいうブラックな労働環境というのはサラリーマンが聞くと「?」と感じることが多いということに気がつくところからでしょうね。先は長そうです。しかしながら、残された時間はそう長くありません。結局は市場原理が働くようになるでしょうが、そうなる前に手を打っておけば、未来の見え方が違ってくるように思います。

これらのこと、そしてこれからのことは駒形社長が熟知されており、意識改革の具体的な手技手法もお持ちで、専門家ですから、次期改定まで残りわずかとなった今からでも心配ありません。駒形社長に頼れば良いのですからね。

さて、ズレの話の最後です
もう一度官僚の話です。これが時間が少ないことを示すことになります。
2015年ごろに駒形ファンが人づてに聞いた衝撃的な官僚の言葉
「調剤は首を洗ってまっていろ。」
次の報酬改定が迫ります。時間が残されているようで、残されていないのかもしれません。微妙ですね。
ちなみに、この方も調剤は論外、ズレていると述べたそうです。
とはいえ、いやいや、簡単に首は見せませんよ。切られてはかないません。
洗い続けた会社からドーゾドーゾですね。
ズレは修正したいものですね。他者から見た調剤薬局への理解が。
それに必要で大切な”情報”は駒形ブログにある。
カネがあるうちに情報を活かしてヒトが変わりたいものですね。

明日も楽しみです。
いやはや・・・ (駒形和哉)
2017-07-31 21:36:05
すごいですね。
これだけのコメントは1時間では終わらないでしょう。
私のブログは40~60分かかります。
最近は、悩みが多いので途中から内容が変わったりします。

最近、自分から負の言葉が多いことに気づきました。
「疲れた」「もう嫌になった」「できない」などです。
でも、これって誰かに助けを求めているんじゃないかと気づきました。
誰も助けてなんてくれません。
自分が助かりたいなら自分が努力したらいいと、あるテレビ番組を見ていて感じました。
まだまだ人間が出来ていませんね。

反省!
賛否両論 (ちろ)
2017-07-31 23:06:27
薬剤師と世間との感覚のズレについては共感できる点が多々ありますが、日本の宝と言うべき頭脳の持ち主の官僚が、本当に国家国民のためを思って働いてくれているのかどうか、、そうであることを切に願います。

私も反省と努力を繰り返したいと思います。

人間だもの (駒形和哉)
2017-08-01 04:13:49
多少の我欲があって当然だと思います。
でも、概ね努力してくれているような気がします。

今日も、人間修行に頑張ります。
社長の足元にも及びません (駒形ファン)
2017-08-01 07:37:53
おっしゃる意味、わかります。報道で目にする官僚は、人間の悪いところだけを抽出した表現がおおいから。人間は損得感情で動くもの。そして聖人君主など、幻のようなもの。片目をつぶり、良いところを見るようにしています。

官僚達が
嫌気がさして、匙を投げてしまったら?
国の50年先を見据えた仕事をしてくれなくなったら?
制度設計をやめてしまったら?
こんな仕事嫌だー、ブラックだーって転職したら?
国民生活は瞬く間に破綻してしまいます。

彼らの報酬は、控えめに言って多くないと駒形ファンは考えます。そう、その点から考えて見ると、、、官僚達が、調剤オーナー達のの報酬を見てどう感じるか?相手の立場に立って、相手がどう思うかを考えてみると、新たな思考の可能性でてきませんでしょうか?

カエルを茹でるのは決まりましたから、あとは
どんなカエルを何匹?
何度で茹でる?
これが気になりますね。

彼らはカエルを全滅させるつもりにはありませんよね。
そのヒントが本日8/1の駒形ブログに書いてあります!今朝のブログもまさにご指摘のとおりだと思いました。

茹でられたり、首を切られたりされたくないです。なりふり構っていられませんね。
茹でられないよう頑張ります! (ちろ)
2017-08-02 00:58:15
確かに多くの官僚の方々は国益や国民のために立派に働いておられるのでしょう。
しかし、縦割り行政の弊害か省益のため、自分の省に予算をつけてなんぼの風潮があると読み聞きすることが多いです。岩盤規制とか取り沙汰されたり天下り問題(天下り先の確保)などがその典型なのでしょう。

中村祐輔氏の書籍で、彼が内閣官房医療イノベーション推進室長を退任するに至った経緯を読んだり様々な元官僚の方々の書籍に触れるにつれ、なんとか良い方向へ向かって欲しいとの気持ちが強くなっておりました。と同時に、「日本の宝」と表現された事にたいし疑問を感じひとことコメントをさせて頂きました。
真の意味で各省一丸となり50年先を見据えた仕事をして頂ければよいなと思います。

社会保障分野でもしかり。マイナンバーを導入したのですから、歳入庁の導入等が実現されることを願います。
税金は厳しく情報管理され徴収されるが、年金・健康保険料は杜撰な管理・徴収体制、統合してまとめてやれば良いのではありませんか?
各省が各々の仕事がなくなるの嫌がって反対するから実現しないものと思っています。

真の意味で、、一丸となって欲しいです!
利害ですかねぇ (駒形和哉)
2017-08-02 05:06:32
官僚が国のためを思っても政治家が歪めることも多いように感じます。
喉元過ぎれば的な対応が見られます。
一度決まったことがいとも簡単に覆されてしまいます。
消費増税はどうなるのでしょうか。
まさかまた延期じゃないでしょうね。

政治家の嘘つきがうやむやにされています。
最後までの結論が出ないうちに次から次へと出ては引っこみしています。
本当の正義はどこにあるのでしょうか。

「人は自分じゃない」ので、何が正解なのかは分かりません。
ただ自分を信じて前に進むだけだと思います。

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