医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

小額支出増

2010-02-17 09:59:35 | 薬局
消費支出が低迷している中、唯一プラスになっているのが高齢者らしい。
総務省の「家計調査報告書」によると、1ヶ月あたり平均消費支出は、前年比2.9%減の25万3,720円だったそうだ。
物価の変動を除いた実質でも1.4%減とのことである。
この中で実質でも1.2%の伸びをしているのが60歳以上の高齢者となっている。
これは年金による安定収入が効をなしているらしい。
きっと医療費が多いのかもしれない。
意外に健康志向と聞いている。
ただし、伸びているといっても額的には少ないらしい。
超高齢社会の到来は近い。
ここ掘れワンワン!

さらに日経新聞をめくっていくと、「異業種から参入 徐々に収益源」とある。
「介護保険制度開始から10年」そして「ワタミは利益の3割」が目に入る。
介護保険制度が導入されて10年が経過した。
その間に、異業種が新しい市場として参入した結果が出始めている。
すべてがいいわけではないようだが、やり方しだいである。
そして、なぜ異業種なのか、疑問を持つ必要がある。
私の率直な感想は、医療機関で介護を手がけているところは概ね経営が安定しているような気がする。
これからは医療・介護・住居(地域)の視点が大切だと、話しているのはこんなところからである。
因みに、HSEセミナーの中心課題にしている。
私が知る限り、医薬品卸も薬局にも参入するチャンスがあった。
でも、しかし、参入しなかったのはなぜか。
今更ながらに「ゆで蛙」を思い出す。
蛙を水からゆっくりゆっくり暖めていくと、蛙は熱くなったのに気がつかず、茹で上がってしまうというのである。
本当かといわれると実験したことは無い。
ところが、そんな蛙でも初めから熱いお湯に入れると「熱い!」と飛び出てしまう。
「熱い!」と言うかどうかは分からないが、きわめて当たり前の話である。
昭和49年が分業元年とすると、早くも35年の歳月が流れた。
企業の寿命は30年と言われている。
そろそろ熱さを感じるころではないのであろうか。
そして、気がつくとお金を使う高齢者がいることも知る必要がある。

額は小さいが私も単身生活で消費支出が増えている。
やばい!

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