医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

時間切れ

2019-09-18 05:25:05 | 薬局

どうなるのか混乱が始まる。

 

先週は、いつもの「薬局経営研究会」で大阪、広島、福岡と回ってきた。

質問の中に消費増税に伴い在庫はどうしたらいいのかとの質問が各地であった。

薬価が引き上げになる薬を買っておきたいとの相談である。

もちろん在庫は押さえた方がいいのかとの質問もある。

 

先ず、買いだめの件であるが、いくらの利益になるのかを考えて欲しい。

何か月分も買いだめするとキャッシュフローが悪くなる。

10月からの価格交渉が決まらない内は、医薬品卸の仮納入価格は薬価になっていないだろうか。

薬価に消費税が上乗せで納品になる。

もしそうなら、かなりの負担になる。

買いだめにしても、例えば薬価が引き上げになる薬を単品で100万円分買ったとしても2%は2万円しかならない。

大手調剤チェーンなら単品でも数千万クラスの買いだめがある。

それなら分かる。

問題はその薬の価格がどうなるのかじゃないだろうか。

 

基本的に、今回の消費増税で薬価は実勢価格に基づき引き下げて、それに消費増税分2%の上乗せとなる。

結果として、引き下げとなるので在庫は控えた方がいい。

 

どちらにしても価格交渉も進んでいない。

ある医薬品卸では今週末に正式な仕切価が出るとの話があった。

今週末だと、価格交渉は来週からとなる。

10月からの対応には間に合わない。

というより価格交渉にお不信感が湧いてくる。

2018年度の価格交渉は引き延ばされて、最後は押し切られたとの印象を持っている。

今回もメーカーのせいにして価格の引き延ばしを図っているのではないかと疑う。

その結果として、共同交渉の誘惑に流れていく。

医薬品卸はそれでいいのだろうか。

やることなすことが裏目になるような気がする。

 

はっきり言って今ごろ在庫がどうのこうのと言っている場合じゃない。

この段階では打つ手はわずかである。

しかもあまり有効でもないように思う。

本来ならもっと大きな投資に向けるべきだった。

ブログにも何度か書いたが古いレセコンを入れ替えるとか、調剤設備の充実を図ることが大事だった。

今さら言っても遅い。

 

軽減税率やらポイント還元など目先の対応に追われることなく、これからの脅威に向けての準備を怠らないことが肝要だ。

2020年に向けた報酬改定に関する社内認識の徹底などが大事かもしれない。

 

組織は急には動けない。

 

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