医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

やったもんがち

2019-08-20 06:09:43 | 薬局

現場が困っていることに反応して欲しい。

 

ご存知のように4月2日に厚生労働省・生活衛生局総務課長から、全国の衛生主管部(局)長宛に「調剤業務のあり方」が出された。

俗に言うところの「0402通知」である。

この中身を読む限り薬剤師以外の者による調剤行為として、処方箋に記載された医薬品のピッキングは「良し」とされた。

その他にも一包化された薬剤の数の確認も「良し」とされたと認識している。

ここで言葉の使い方であるが「処方箋に記載された」とあるのは「処方せんに基づく」と解釈できる。

「処方箋に基づかない調剤行為」はどうなるのかの問題が残っている。

この先の話は、ちょっと面倒なので私のセミナーで確認して欲しい。

気になる人は前のブログに書いてあるのを確認して欲しい。

 

これはこれでいいのだが、薬剤師以外の者による調剤行為を行う上で「手順書の整備」と「薬事衛生上必要な研修の実施」とある。

手順書については、それぞれの薬局内の設備も異なるのでひな型など出来ない。

にもかかわらずひな型らしき手順書が売れて品切れになったと聞く。

愚かだ。

自分で作れ。

作り方もセミナーで基本を伝授している。

 

さて、問題は「薬事衛生上必要な研修の実施」である。

これは単純に個別な勝手なカリキュラムでは困る。

ある程度の基本が必要になる。

薬局全体で必要なものは、それなりの組織や団体が方向性を示してくれないと現場は混乱する。

以前にもブログに書いたが、当社では直接厚生労働省に問い合わせている。

答えは「まだ検討中です」だった。

まさに言われてから対応するのではなく、薬剤師としての考えで、自主的なカリキュラムを提示する必要を感じていた。

 

そこで出てきたのが上田薬剤師会である。

地方の薬剤師会ではあるが独自に画期的な動きがうかがえる。

その上田薬剤師会が登録販売者や薬局・医療機関に、1年以上勤務する医療事務など非薬剤師を対象とした研修会を今月25日に開催するそうだ。

こうでなくっちゃ。

何事も宛てがい扶持ではなく自ら模索する姿勢が必要だ。

その内容は調剤の準備行為に必要な知識を習得する座学と、基本的な技能を習得する実務実習をそれぞれ3時間ずつ実施するとしている。

さらに受講者には、1年間の研修認定とともに修了証を発行するそうだ。

この有効期間の経過後には継続研修を受講する必要がある。

座学の内容は「薬局に関する法律・倫理規範・制度など」「業務範囲や処方箋の読み方などの基本事項」「間違いやすい医薬品など医療安全」「医薬品の管理」となっている。

 

基本的に素晴らしいと思うが、こういうのが一部から出ることに危惧を覚える。

全体の問題は全国組織で動いて欲しい。

 

そう言えば健康サポート薬局研修がなかなか開催されずに困っている薬局が多々あった。

全体となると地域差が出ちゃうのかなぁ。

地域のやる気が試されている。

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