医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

気がかり

2019-08-13 04:29:30 | 薬局

10月からは要注意だ。

 

すべての都道府県の最低賃金が決まった。

当初の予定より低いところは少し高めに設定される。

最低賃金が低かった鹿児島県は、当初の26円から3円アップした29円となり790円になる。

次に低かった青森県、岩手県、秋田県、鳥取県、高知県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、沖縄県は28円アップして鹿児島県と同じ790円となる。

わずかなように思うかもしれないが、これで終わりではなく、これからが始まりである。

そして、この金額で良しと考えると甘い。

790円から計算すると基本給が14万円くらいになると思うが、これではスタッフの確保は難しい。

人手不足の中では人材確保は他業種との比較になる。

募集しても集まらないのは募集要件に問題がある。

 

先日も書いたが消費増税は10月から始まる。

そして全ての経費が値上がりにつながる。

コピー用紙や印字トナー、薬袋、分包紙などの消耗品や電気・ガス・水道代などの公共料金も値上がりする。

店舗の家賃も消費税分の値上がり、新しくリースを組むとリース料にも消費税は必要になる。

職員の給与は据え置くとしても交通費は消費税分が必要になる。

但し職員の給与については、少なくとも来春には消費税分の反映を考慮しなければならない。

 

最も大きいのは医薬品にかかる消費税分を価格交渉で吸収できるかどうかかもしれない。

まったくその準備などしていないと思う。

先日もある医薬品卸の人と話をしたが、現場からは価格交渉の雰囲気を感じないそうだ。

どうしたらいいのか分からないというのが本音のようだ。

薬価が上がるのか、下がるのか消費税の上乗せで見えてこない。

医薬品卸にどうなるのか聞いても、消費税に対応した薬価が出てこないからわからないとの答えしか戻っては来ない。

もう8月も半ばを迎えようとしている。

新薬価がスタートするまでは1月半しかない。

見積もりの準備など追いつかない。

 

大手調剤チェーンの第1四半期の決算が発表になっている。

概ね好成績となっている。

売上も前年度をかなり上回っている。

驚かされるのは営業利益である。

営業利益が100%~200%レベルである。

前年の利益が悪かったたからと言うのは何となく理解できるが、かなりの努力がひしひしと伝わってくる気がする。

考えられることは「後発医薬品調剤体制加算」への挑戦が大きいと考えられる。

さらに「かかりつけ薬剤師指導料」などの各種加算の獲得も貢献していると思う。

 

ある面では調剤報酬において努力すると報われる仕組みに問題がありそうだ。

その努力が良い方向にあるならいいが、時に”魔が差した“ように無理やりの算定が可能だという事実もある。

 

どうも調剤報酬は根本的な見直しが必要なのかもしれない。

 

こんな内容は先日も書いたと思う。

どうしても気になっている。

戦争が終わって74年が経過する。

いつの間にか平和ボケにならないように気を引き締めたい。

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