医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ウルトラ高齢者

2019-08-03 05:04:46 | 薬局

過去最高を更新した。

 

厚生労働省が30日に発表した2018年の日本人の平均寿命は、女性が87.32歳、男性が81.25歳で、どちらも過去最高を更新した。

2017年に比べて女性は0.05歳、男性は0.16歳延びている。

この過去最高更新は女性が6年連続で、男性は7年連続になるそうだ。

平均寿命とは今の人がその年齢まで生きるのではなく、その年に生まれた0歳児があと何年生きられるかを表している。

従って、妙な期待感は持たない方がいいかもしれない。

 

凄いのは2018年生まれの女性が75歳まで生きる割合は88.1%、男性では75.1%だそうだ。さらに90歳まで生きる割合では女性が50.5%、男性が26.5%となる。

これって凄すぎる。

 

介護保険の審議をしている社会保障審議会の資料によると、75歳以上の人口は2030年まで急速に伸びる。

さらに85歳以上になると2035年まで伸びる。

従って、2030年前後が乗り越えられるか大きな山場となる。

少なくとも85歳以上の高齢者になると、医療機関への通院は自家用車ではなくなると思われる。

逆に自家用車での通院は危険である。

いわゆる「通院が困難なもの」が増える可能性が高い。

この「通院が困難なもの」が在宅の適用患者の基本要件となっている。

 

厚生労働省が行っている「患者調査」がある。

患者調査とは病院や診療所などを利用する、ある特定の1日の患者数の推計値である。

3年ごとに調査が行われ、前回は2014年、今回は2017年に行われている。

その結果から外来数は4万人減少し、在宅患者は3万人増えている。

まさに「通院が困難なもの」の増加傾向がうかがえる。

 

さて、超長寿社会を迎えるに当たり、国民のニーズは何だろうか。

それは健やかな老いではないだろうか。

80歳を超えても歩ける、食べられる、観られる、話せるなど健康でありたいと望むのは当たり前である。

このニーズに身近で応えられる場はどこだろうか。

診療所なのか。

ドラッグストアなのか。

このニーズこそが薬局として大事にした部分じゃないだろうか。

もっと高齢者を知ろう。

 

シニアマーケティングの話を書いたことがあるが、こここそが薬局に求められた地域に開かれた機能じゃないだろうか。

生き残る薬局の条件として3つ掲げている。

“「場」の提供、「場」の演出、「場」からの発信”ではないだろうか。

何ができるのか考えて欲しい。

私からはヒントしか出せない。

やるのは皆さんだから。

 

コメント