医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

本物じゃないもん

2019-05-21 06:26:31 | 薬局

誰かどこかで整理して欲しい。

 

薬剤師以外の者が出来る調剤業務の0402通知が出てから、自薬局における「業務手順書」は出来ただろうか。

どこに行っても聞かれるのが「ひな型はないのですか」である。

他の薬局で使っている「業務手順書」など使えない。

何と言っても使っている調剤機器が異なる。

逆に、変な先入観があると自薬局のオリジナルが出来なくなる。

完璧じゃなくてもいい。

先ずは、現実に沿った流れを書き出すことが「業務手順書」になる。

新たに思い付いた時点で、追加して改定とする。

 

さて、その薬剤師以外の調剤業務であるが、微妙に「処方箋に基づく調剤」「処方箋に基づかない行為」があることを深堀したい。

詳しい話は面倒になるので避けるが、昨年の暮れにある参議院議員が厚生労働省に問い合わせている。

要は、軟膏、水剤、散剤については2015年6月25日の課長通知により「軟膏剤、水剤、散剤等の医薬品を薬剤師以外の者が直接計量、混合する行為は、たとえ薬剤師による途中の確認行為があったとしても同条への違反に該当する」として示されている。

ところが錠剤についてはグレーとなっていた。

これに対する質問である。

質問内容には具体的に薬剤師以外の者が行う行為が列挙されている。

 

これに対する厚生労働省からの回答がある。

それによると「処方箋に基づかない行為」として「医薬品棚に医薬品を入れる行為」「医薬品棚より医薬品をピッキングする行為」「PTP包装から錠剤を分離する行為」「PTP包装から錠剤を分離し分包機に入れる行為」(分包機に錠剤を蓄積する行為)などは薬剤師法第19条に違反するものではないとしている。

この回答がニセモノとは思えない。

 

また、上記の行為のうち処方箋に基づくものについては、患者に販売又は授与される薬剤が適切に調剤されるためには、薬剤師が最終的な責任をもつべきと原則を踏まえた上で、薬剤師自らが実施すべき業務と薬剤師の監督下において薬剤師以外の者に実施させることが可能な業務との区別…」とある。

要は、処方箋に基づく、ここでは調剤としている。

 

ここで思い出して欲しいのは、今回の0402通知では「 調剤に最終的な責任を有する薬剤師の指示に基づき、以下のいずれも満たす業務を薬剤師以外の者が実施することは、差し支えないこと」で、薬剤師以外の者が行う「調剤」について記されている。

また「薬剤師の薬学的知見も踏まえ、処方箋に基づいて調剤した薬剤の品質等に影響がなく、結果として調剤した薬剤を服用する患者に危害の及ぶことがないこと」としてあり、薬剤師以外の者が「処方せんに基づく」「調剤」が明記されている。

 

何とも悩ましい。

錠剤の一包化の薬剤師以外の者でも可能なのか。

但し、本物の処方箋ではなく、そのコピーで行う「調剤」ではなく「行為」としてである。

 

何事にも出てきた背景から見ることが大切になる。

そして、判断は自分が、自己責任で下すものである。

 

 

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