医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

筋肉薬局

2019-05-15 05:21:58 | 薬局

先見性も必要になる。

 

大手調剤チェーンの戦略は売り上げ確保のためにM&Aが欠かせない。

そこで課題になるのが不採算店への対応である。

年間を通して1企業で10から20店舗が閉局されている。

中には閉局ではなく業務譲渡も数店舗ある。

それぞれの企業には閉局する要件があると思うが、明らかに赤字店であれば判断は比較的簡単である。

ところが処方箋受付回数が月間で4万回または40万回を超える企業のために、致し方なく「調剤基本料1」の確保ができない場合などは事業譲渡になるのかもしれない。

それ以外ではどうだろうか。

私が経営者なら利益がギリギリでも閉局の対象になるような気がする。

今後の見通しがつかない。

どう考えても危うい「調剤料」があり、役目を終えた「後発医薬品調剤体制加算」も無くなりそうだ。

 

ある面で調剤業界は守りに徹するのか、攻めるのかの戦略を決める時期に入ったと思われる。

中小薬局は今のままが続くことを願っている。

新たに何かをしようとは考えていない。

在宅もしたくはない。

ただ、守りには限界があり継続は難しい。

“攻撃は最大の防御なり”である。

 

 

今、求められているのは個店の筋肉質への転換である。

ある大手調剤チェーンの幹部が決算報告で話した戦略である。

まさにその通りで、店舗数にこだわるのではなく、個店の機能的な筋肉質が求められている。

そのために何が必要かを考える時が来た。

 

もし「調剤料」が引き下げになったらどうなるのか。

「後発医薬品調剤体制加算」がなくなり、逆に一定の基準に達しない薬局には、ペナルティーが課せられたらどうなるだろうか。

保険調剤を行う上で国が求める薬局のあるべき姿をイメージできているだろうか。

良し悪しは別にして「患者のための薬局ビジョン」がベースとなっていることを意識しているだろうか。

 

今、思うのは店舗の数にこだわるのではなく、いかに筋肉質になれるのかではないかと思う。

中小薬局を数店舗運営していることへのリスクを考えて欲しい。

その薬局が個人ならうまくいくことも多い。

”見切る”勇気も必要な時代でもある。

 

中医協委員が今月の15日で交代した。

任期を待たずに、2020年の調剤報酬改定に向けた対応らしい。

せっかくだから日本保険薬局協会のように何らかの要望を掲げて臨んで欲しい。

何を主張したいのかが見えてこない。

 

ともかく期待しよう。

 

 

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