医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

何がしたいの?

2018-03-12 06:21:21 | 薬局
どうしたいんだろうか迷走している。

何かおかしくないですか。
「かかりつけ薬剤師指導料」は広めたいのか縮小したいのか。
国の方向性が今ひとつ見えてこない。
先ずは、中医協でも話が出たが当該店舗での勤務実績が6ヶ月から12ヶ月に伸びた。
医師会側から「6ヶ月では短い、地域の人の顔も覚えられない」と問われた。
12ヶ月でも関係ない人の顔など覚えてはいない。
私なんか不適切な関係があったって名前も顔も覚えていない。
ちなみに弁解しておくが、不適切な関係がなかなかないので覚える必要もない。(きわどい)

これで中小薬局は薬剤師の店舗移動はかなり難しくなった。
「かかりつけ薬剤師指導料」の算定の有無よりも「地域支援体制加算」がどうなるかだ。
死活問題であることを意識して欲しい。
パパママ薬局ならともかく1年以上の勤務実績は辛い。
さらに8項目の実績など迂闊に容認してはいけない。
明らかに圧力だ。

なぜか同意書の取得に制限がついた。
かかりつけ薬剤師の「必要性」と患者からの「要望」だ。
基本的に患者は必要性を認めて同意しているはずだ。
何を今さらと言いたいが、どこでどう決まったのか。
決まったことは従わなきゃならないが、これを引き出す話法が意外に難しい。
なんと切り出すかイメージして欲しい。

次に同意書の様式が示されているが、薬剤師の記入する欄がある。
《薬学的観点から必要と判断した理由》となっている。
本来ならここに必要の理由を記載して患者の同意となるはずだ。
ところが患者は、この件に対して無知だ。
薬剤師が後から都合が良い理由を書き足せるような気がする。

《かかりつけ薬剤師が実施すること》には9つ書かれているがわかりづらい文章だ。
例えば6番目に「血液検査などの結果を提供いただいた場合、それを参考に薬学的な確認を行います」とあるが、この文章を日本医師会が見たらひと悶着ありそうな気がする。
先ずは、一般のひとが読んで分かれば問題ないので、心配しているのは私だけかもしれない。

さらに添付の様式には「かかりつけ薬剤師______________に関する情報」が添付されている。
これって何だ。
【経歴】【認定薬剤師、専門薬剤師資格】【修了した研修】【論文・学会発表の実績】【所属学会・団体・その他】【連絡先】
出身大学とか必要なのか。
論文や学会発表の実績がかかりつけ薬剤師に必要なのか。
ところでこの情報は誰がどうして欲しいのか。
「かかりつけ薬剤師指導料」の同意書に添付する…?
薬局の壁に張り出す?
薬剤師の個人情報管理はどこまで公的公表が必要なのか。
嫌がる薬剤師にはどこまでの強制力があるのか。

今回も報酬改定は波乱万丈だ。

一部不適切な表現があった事お詫び申し上げます。



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