医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

男じゃなくても

2016-10-23 05:42:01 | 薬局
工夫は無いのか。

電通の女性社員が入社1年目だと言うのに、長時間労働のせいか過労自殺を遂げた。
痛ましい事件である。
彼女はインターネット広告を担当する部署に所属していたらしい。
試用期間後に正社員になると、10月以降1カ月の時間外労働が労基署認定分だけでも約105時間になっていた。
正直なところ新人の域を出ないのにもかかわらず、こんなに残業させる上司も異常だ。

当社は小さな会社だが残業はさせないようにしている。
夕方6時になると私が「さぁ、帰れよ」と言って帰り支度を促す。
それほど溜まる仕事もない。
勤務稼働は完全週休2日制だ。
土・日曜、祝祭日はお休み。
月に1度のHSEセミナーに参加した際には、土曜日の出勤を代休で処理している。
さらに有給休暇が当たり前のようにある。
社員は有給休暇を権利のごとく要求する。
それも致し方ないご時世である。
極めてありがたい会社である。
ただし、それは職員だけで私も常務(公大)も休みなど無い。
もちろん有給休暇は売上が無くなるだけだ。

私の通常の出勤は朝の6時から始まる。
帰りは夕方6時だから12時間勤務になる。
セミナーや研修は土曜、日曜日が多いのでカレンダーなど関係ない。
しかも出張先からの戻りはいつも1便で帰ってくる。
貧乏が身に染みた生活をしている。
そして還暦を間近に、よく頑張れるものだと自分でも感心している。

ある会社の薬剤師の残業代が年間を通じて約160万円以上になっていた。
それでなくても給料が高いのに残業がおまけまで付いていた。
さらにその薬剤師は有給休暇を完全消化してくれている。
何でも旅行が趣味だそうだ。
経営者にとって嬉しい悲鳴が聞こえてくる。
なぜ、そんなに残業があるのかと聞くと処方元の終わる時間が19時を過ぎるそうだ。
それで18時以降は全て残業扱いになる。

応需している処方せん枚数は40枚ほどであるが、有給消化があるためかどうか薬剤師が2.5人もいる。
但し、有給消化しているのは1人だけだ。
ご多望にもれずその薬局は赤字である。

そこで2人の薬剤師の勤務時間を早番、遅番にシフトすることを提案した。
9時から18時までの人と10時から19時までの2交代制である。
そうすると残業時間は大幅に削減できる。
さすがに有給消化は取るなとは言えない。

経営者はつらいよ!

さて、昨夜は「HSE・ネクスト全国大会」の前夜祭だった。
50名ほどの参加者の熱気とパワーで大賑わいだった。
食事もろくにとらず名刺交換が始まる。
お互いに「以前、会いましたよね」から始まる出会いのつながりが会を盛り上げる。

”人は感動で動き、出会いで変わる”

今日が本番だ!
昨夜は、年甲斐もなく眠れなかった。
興奮しているのだろうか。
何だかやばさを感じる。





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コメント (3)
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