医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

巡業開始

2016-07-09 06:06:55 | 薬局
来週から巡業が始まる。 

7月の「薬局経営研究会」は13日から始まる。
お陰様で地味ではあるが着実に輪が広がっている。
地域は大阪、広島、福岡と限定しているが、さすがに私は分身の術を心得てはいないので、今のところ3か所で限界である。

今回の内容は6月に行われたHSEセミナーからのまとめを1時間ほど紹介する。
その後は参加者の皆様から質問などに答えながら理解を深めていくスタイルである。
話はワンウェーでは理解できない。
ツーウェー(双方向)で確かめ合うことが大切だと考えている。

先ず始めに、ある上場大手調剤チェーンからの報告である。
具体的な数字は避けるが、今期の目標の売上が対前年比112.8%である。
営業利益も111.6%と好成績を予想している。
達成できると過去最高益になるのではないかと思われる。
さてそこで、医薬分業率が72%を超えたと言うのに12.8%もの売上を伸ばす。
72%を超えたということは新規の開拓市場では難しい。
まして薬価が大幅に引き下がった影響も大きいにもかかわらず。
その秘密は、何と今期出店計画が120店舗もあるそうだ。
中でも約6割の73店舗がM&Aによる出店とのことである。
うわさでは中小の薬局が売りに出ているそうだ。
薬剤師不足と将来への不安が売りの原因だと聞く。

でも、売れる薬局はまだ良いかもしれない。
これからはやり方を間違えると薬局を経営していることが重荷になるかもしれない。
時代が変わった!

大手スパー(GMS)が全盛期のころ、アメリカで小さな小売業が頑張っている姿を見た人がいた。
その秘訣を学んで出来上がったのがコンビニエンスストアだった。
今、小売業で最も勢いがあり元気な業態にまで成長した。
いつの時代にも古い殻を抜け出したものが成長を掴み取れる。
と言うことは、まだまだチャンスはあると言うことになる。

もう一つの報告は在宅についてである。
高齢者施設へのアプローチや効率的な運営などのノウハウを伝える。
また、4月から改定になった在宅医療における診療報酬の仕組みなどにも触れておく。

さらに、6月2日に発表になった「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)などのキーワドについて考察したい。
遡って読み返すと着実に実施に向けて動いている。
これが2018年以降の報酬改定に大きく影響する。
足元ばかり見ていると躓かないかもしれないが、行き先が見えなくなってしまう。
大事なことは、多少の躓きは覚悟して、目標に向かって進むことじゃないだろうか。

先ずは、2025年の自分の姿を思い浮かべてみよう。







目指すは薬学ブログ第1位
こちらもお願いします!
人気ブログランキングへ



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする