医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

儲けない話

2015-10-31 06:43:16 | 薬局
まさかのサプライズだ…

昨日、財政制度等審議会から調剤報酬のあり方について、次回改定に関する提案が出された。
この提案は重い。
お金に関することは運営する側(厚生労働省)から、お財布を握っている側(財務省)へと権限が移行している。
厚労省がいくら必要性を主張しても無い袖は振れない。
昨年と今年出された「骨太の方針」が具体性を持って襲いかかってきた。

昨年出された「調剤重視から服薬管理・指導重視への転換」が見事に出てきた。
先ず、調剤料の定額化と剤数の引き下げがあるようだ。
現行の日数が増えると点数も増える日数倍数制を定額制に持って行きたいようだ。
この根底には院内と院外の格差是正がある。
院内処方では投与日数や剤数にかかわらず1回の処方につき定額(9点)とされている。
これは凄いことである。
とりあえず激変緩和処置として2016年の改定では水準を半分程度引き下げる案が出ている。
2018年の改定で定額にする予定である。
こうなると計数調剤の事務職員の活用は必須となる可能性が高い。
この他にも剤数の引き上げも検討課題になっている。
引き上げと言っても既に3剤までだから病院と同じ剤数は1剤までなのか。
また、一包化加算も大幅に減額となる。
逆に薬剤服用歴管理指導料は評価する方向にある。
効果的、継続的かつ一元的な管理指導を行っている薬局に限りとあり、今の段階ではその全容は見えてこない。
ただ、お薬手帳を算定するために何度も手帳の発行や、薄っぺらな手帳の利用について批判が出ているのことを批判している。
薬剤師1人につき処方せん40枚は緩和の方向で検討するらしい。
これにも裏があり処方枚数をたくさんこなした場合、薬歴管理が手薄になることが考えられる。
そんな事になると容赦なくバッサリ自主返還が待っている。
襟を正す必要がある。

今年の「骨太の方針」からは後発医薬品調剤体制加算が厳しくなる。
先ず使用が進んでいない薬局にペナルティーを課すことになる。
このペナルティーが60%を要求して10点の減算処置になる。
こうなると目の前のDrに気を使っている場合じゃなくなる。
後発医薬品調剤体制加算は60%以上が8点、70%が12点とハードルが高くなり、報酬は大幅に引き下げられる。

また、門前対策として特例調剤基本料の拡大を要求している。
従来の4,000回超及び70%超が2,500回超及び50%に、2,500回超及び90%が1,200回超及び70%に変更になり、その特例調剤剤基本料が18点と大幅に引き下げとなる。
もちろん特例調剤基本料になると基準調剤加算を算定する要件が24時間開局となる可能性もある。
その基準調剤加算も、ある人が予想していたように1本化もあるようだ。
この場合は2の算定要件になると思われる。
しかも備蓄品目数の引き上げや夜間・休日対応などの実績が求められる。

私の予想は「厳しくなるぞ!」だけは当たっていた。
しかし予想以上である。
もっといろいろな考察をお伝えしたいが、残念ながら昨日から出張で、その後は骨休めで休暇を取っている。
気楽に過ごせると思っていたが心は気が気ではない。

ただ、あくまでも財務省からの調剤報酬に係る改革の論点として出された内容である。
これを元に中医協の議論へと発展させる。
中医協には調剤報酬を目の仇のように追求する委員がいる。
どこまで現実味を帯びてくるのか今後の動向に目が離せない。

出張先にての指先入力にて誤字脱字にはご注意願いたい。
そして、胃が痛い。




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